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トレードは信じ切れるかどうか

投資は、トレードオフの関係にあると言われます。
リスクとリターンは同じであり、短期間で大きな利益を求めると、同じだけのリスクが発生します。常にリスクにさらされますから、ポジションを持つに値する信じ切れる根拠がないといけません。それを、ファンダメンタルで求めるのか、それともテクニカル分析にするのか、です。

私はテクニカルで判断しますが(かなり深い金融知識がないとファンダメンタルは無理です)、何を信じるか、にかかっています。数あるテクニカルツールの中で、何を使うかです。テクニカルツールは、隣の芝は青く見える状態になるでしょうから、おそらく、大半のトレーダーは何がいいか迷っている間に時間が経過していくものと思います。最初の数年は私もそうでした(あげく、大損しました)。

また、勝っているトレーダーが使っているインジケーターを使ってみたものの、同じように勝てないことに気づきます。

なぜそうなるかといえば、検証が足りないからです。検証が足りないということは、そのインジケーターを信じ切れないでしょう。ポジションを持つことは、全てここに行きつきます。SNSで手法をちょっと見ただけでは、なるほどとなるかもしれませんが、すぐに信じ切れるようになれません。やはり、検証が必要です。何を検証するのか、そのヒントはSNSにはたくさんありますから、結果的に検証が早くできるようなり、コツをつかむまでの時間は、昔に比べると大幅に短くなっているのでしょう。

YouTube、Twitter、ブログ、音声など、投資手法や役に立つ情報を公開しているトレーダーはたくさんいますし、読む、見る、聞く、といった学ぶ方法まで自由に選べます。昔は書店で本を買い、「読んで学ぶ」しかできませんでした。学べる方法がたくさんあることが、効率よく検証できることにつながり、時間短縮につながります。素晴らしい時代になりました。

とはいえ、必ず「自分で検証する」作業が必要です。これは必ず行ないましょう。そうすると、上がるか下がるか、信じ切れるようになり、大きなロットでホールドできるようになってきます。週末は、今週何ができたのか、分析や検証はしっかりできたのか、振り返ってみてください。SNSは、見るのが目的ではなく、信じ切れるものを探すために活用すると良いでしょう。あくまでも、自分がトレードで勝つためにヒントを得るのです。