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FXで利益を出す2つの方法:裁量 or 自動売買

FXで個人トレーダーが利益を出す方法は、主に「裁量トレード」と「自動売買」の2つがあります。果たして、どちらがいいのでしょうか?

1.裁量トレード vs 自動売買

どちらもメリットとデメリットがあり、結論が出ない問題です。

トレーダーがFXに何を求めるか、また、好みにもよりますので、一概にどちらがいいか決めることはできません。私は、現在はスキャルピングとデイトレードの裁量トレードだけ行なっていますが、かつてはEA(MT4のエクスパートアドバイザー)やバイナリーオプションのシステムトレードをやっていた時期もありました(10年前にやめています)。

裁量トレードを何年やっていても、ある日突然、自動売買もやってみようと思い立つこともあるでしょう。自動売買をやっている方も、裁量トレードもやりたくなる時があるかもしれません。

2.それぞれのメリットとデメリット

まず、両者のメリットとデメリットを知ることが重要です。そこで、知識や経験が同じだけある前提で、両者を比較してみましょう。

【裁量トレード】
自らの判断で、都度自分で売買注文を出すやり方。

メリット
①自分の判断でトレードできるので柔軟な対応が可能
②深い分析力がつくのでスキルがかなり上がる
③相場の変化に応じたトレードができる

デメリット
①感情的になりやすく投資心理の影響を受ける
②チャートに張り付くため毎日時間が必要
③戦略をたてたり検証する労力が必要

【自動売買】
トレードの判断を機械に任せ、注文も自動で行なう方法。

メリット
①感情が入らないので淡々とできる
②チャート監視が不要なのでトレード以外の活動ができる
③ルール通りにトレードするので検証が簡単

デメリット
①相場急変時に対応できない
②システムに合う相場しか勝てない
③戦略の調整や設定の変更を行なう必要がある

FXをやりたいけど時間がない兼業トレーダーは、自動売買がいいかもしれません。一方、システムに依存せず、自らスキルアップして利益を上げていきたい方は、裁量トレードが良いでしょうか。

どちらをやるにしても、知識や経験なしでいきなり利益を上げることはできません。最初は裁量トレードで知識や経験をつけ、それから自動売買も同時に手掛けていくのが良いかなとは思います。リスク分散という点では、自動売買を動かしつつ裁量トレードも行なうのがいいです。

3.自分に合った方法を選ぶ

自動売買でいくつかのロジックを同時に回し、裁量トレードも毎日行ない、さらに手法を分散してリスクを分散させる。それぞれ、違う口座で運用すればなお良いでしょう。

このように、FXという運用の中でもポートフォリオを増やしていくのが理想です。そうすれば、投機的なトレードから、リスク分散した資産運用に移行できます(いずれ私も自動売買を再開したと考えています)。ただ、手間と時間はかかります。

一方、スキャルピングやデイトレードなどの特定の手法で、フルレバレッジで一点突破するやり方もあります。少額から億を稼ぐには、短期売買でどこかでリスクを取らなければ実現できません。期待値を発見したら、大きなリターンを求めフルレバレッジで一点突破するやり方が一番早いです(私もこの部類)。

裁量トレードと自動売買のどちらがいいかは、人それぞれです。メリットとデメリットをよく理解したうえで、自分に合った方法でトレードすることが大切です。