取り組み方 PR

証拠金に対するリスク度合い

資産運用をする場合、どれくらいの運用利益になるかを計算するために、利回りを使うのが一般的です。元本に対して、年利何パーセントで回るのか。

株式投資だと、4%をこえると高配当と言われます。
利回り4%の株式を100万円購入すれば、1年間で4万円の配当利益を得られます。これはインカムゲインの場合です。

短期売買やデイトレードなどのキャピタルゲインを前提にすると、4%だと低い利回りと感じますね。100万円を104万円にしたところで、チャートに張り付いている時間を考えると、費用対効果は低いのかもしれません。

では、FXは何パーセントが妥当でしょうか?
残念ながら、FXでは基準となる利回りはありません。短期売買だと、100万円を1年で10倍にするなど、ざらにある話です。利回り100%どころか500%や1000%の世界です。資産運用の世界ではありえない数字ですね(FXが投機といわれるゆえんです)。ですから、年利4%は低いのでしょう。

しかし、本来は4%を超える利回りは高配当と言われますから、100万円の証拠金で4万円以上の利益が出れば、成功しているはずです。

あまりにも利益を求めてしまうとキリがありません。少ない証拠金で大きく稼ぐトレーダーほど注目され、リスキーな運用であることが忘れらています。資産運用としては、4%以上で回せればいいのでしょう。私の証拠金は1,000万円です。利回り4%なら、年間40万円以上の利益が出ていれば御の字と考えていいでしょう。

ブログを見てくださっている方は、私の日々の収支は1,000万円を元手にトレードしていると考えて下さい。

以前は、1,000万円を元手に年間1,000万円以上勝てていた時期もあります。これは法人口座でフルレバレッジでトレードしていたので可能でした(レバレッジ200倍~400倍)。利回り100%ですから、あまりにも上手くいきすぎていたのでしょう(短期売買とはそういうものなのでしょうが)。

今はそこまで利益を求めていません。
1,000万円の証拠金に対して、年間4%(40万円)以上の利益が出れば、資産運用としては成功と考えています。もちろん最低限の利益ですし、チャンスがあれば大きく稼ぎたい気持ちもあります。ただ、リスキーな投機から安全な投資へシフトすべき年齢なので、4%以上は求めるもののそれ以上は相場次第にする、という方針です。

日々の収支は、1,000万円の証拠金を元手にトレードしているものとして参考にして下さい。X(旧Twitter)も、運用資金を書きました。

日々の収支は、結局のところ元手いくらでトレードした結果なのか。これを明確にしておきます。同じ40万円の利益を出すにしても、証拠金が10万円と1億円では、リスク度合いはまるで違います。ですから、トレード内容もさることながら、そのトレードはいくらの証拠金でなされているものか、運用証拠金の額も大切です。

あるトレードにおける利益や損失は、証拠金に対してどれくらいのリスクが内在しているのか、着目することも必要です。