FXをやっていると、1回ごとのトレードで、「勝ち or 負け」になります。
そうすると、どうしても「勝ちトレード」にフォーカスしがちです。「負けトレード」なんて考えたくないですよね。エントリーするときに、負けることを前提にしたくないです。
ただ、勝つことだけに意識を持っていくと、負けた時にすぐメンタルを崩します。なぜかというと、負けることを想定していないからです。負けトレードから目をそらしたいですよね。しかし、それでは長期的にトレードすることはできません。
ではどうするかというと、私は、ここでエントリーして負けても「納得できる場面」でポジションを持つことです。「ココなら仕方ない」と思える場面です。それは、テクニカルで「根拠が2つ以上存在する箇所」です。
たとえば、現在のユーロ円を4時間足で見てみます。
矢印の箇所は、2つのテクニカル根拠が交わる場面です。トレンドラインだけ、水平ラインだけだと、それが機能するかわかりません。ただ、2つが交わる場面は、機能しやすいです。何よりも、「損切りがしやすい」です。ココを上抜けたら損切りすればいいだけですから、ポジションホールド中にヤキモキしないです。逆に、利はいくらでも伸ばせます。
損切りは間違いなく「ココ」と決まる場所、利は伸ばせる場所だと、損益率がよくなるのです。テクニカル分析は自分だけの根拠ですから、損益率だけはいいトレードを心がけています。利益確定にフォーカスするのではなく、まずは損切りができそうな場面を探すことです。それが、2つの根拠が交わる場面です。
誰がロングしている、あのトレーダーがショートしているとか、他のトレーダーのポジションは気にせず、自分が納得できるテクニカル的な根拠を探すことが大切です。