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注意|新興国のスワップが落ちている

最近、トルコリラやメキシコペソなど新興国通貨のスワップが、激減しています。1年前と比べて、10分の1くらいまで落ちています。

私はスワップトレードはやらないので、あまり記事にすることは無いのですが、2018年8月に触れていました。この時は、トルコリラ/円のスワップは、1万通貨で1ヶ月3,000円です。10万通貨で3万円ものスワップがつきました(1ヶ月あたり)。

去年2019年8月の情報も残っていたので、比べてみます。

下記は、ヒロセ通商のHPです。10万通貨で1年保有して、30.6万ものスワップがつきました。

では、1週間前のスワップを見てみます(下図)。
10万通貨を1ヶ月保有すると、3.2万です。

10分の1まで落ちていますね。

1年も経たないうちに、ここまで落ちるのは驚きです。こうなると、インカムゲインである、スワップトレードの妙味は無くなってきました。かといって、キャピタルゲインはリスクが高すぎます。定期的に暴落するので、耐えうる資金とメンタルが必要になります。ただ、スワップトレードを否定するわけではありません。

投資家の中には、毎日売ったり買ったりするトレードスタイルは好きではない方もいるでしょう。年間数パーセントの利回りを目指し、少額のスワップでも良い、という方も多いです。注意点は、スワップは日々変動するので、目論見通りにいかない点です。

大事なことは、長期的に考えることでしょうか。スワップは変動するもの。スワップトレードは何年も保有することになるので、今よりもさらにスワップ付与が落ちる想定も必要です。その上で、ポジションを保有し続けることができるなら、やってもいいのではないでしょうか。スワップ付与が10分の1まで落ちたとはいえ、こんな利回りが出る投資商品は、あまりありません。たしかに、これは魅力です。日々の変動に一喜一憂せず、やるなら長期目線を持つとスワップで成功すると思います。