デイトレードは、移動平均線とライン分析がメインです。ラインは、時間の経過とともに変化していくので、毎日自分で引きます。ラインを引いてエントリーポイントを絞り込む作業が、デイトレードの大部分を占めます。
横に引くラインと、斜めに引くラインを組み合わせます。横だけ、斜めだけだと根拠が少なかったり、「角度のズレ」が生じるので、2種類を引くようにします。おとといはチャネルラインの例をを書きました。
昨日のドル円も、ライン分析で見てみます。次のチャートは5分足で、上位足の分析から上昇目線が前提です。ロンドンから三角もち合いを上抜け、上昇の第1波と第2波が出たので、短期の上昇トレンドは間違いないでしょう。わたしがエントリーしたのはAの第3波でした。時間的にもロンドン前半とタイミングがよく、また、短期トレンドは、第2波と第3波でエントリーできれば良いと思っています。第1波は、まだトレンドかどうかわからないからです。

そして、第3波のあとは5時間ほど押し目になりました。押し目というのは結果論なので、リアルタイムでは、カウンターチャネルラインを引くことになります(下記チャート)。Aで上抜けたときに、さらに大きなトレンドになる可能性が考えられます。

Aを1分足で見ると次です。

カウンターチャネルラインを上抜けたとき(Aの箇所)あとに、Bで反発しているのがポイントでしょうか。移動平均線で買いが入り、移動平均線より下に落ちてきません。エントリーするとポジションを持ち越すことになるのでエントリーはできませんでしたが、比較的期待値は高いと思います。
方向性が正しければ、あとはラインを引いてエントリーポイントを絞り込んでいきます。前回は戻り売り、今回は押し目買いです。
このように、ある程度テクニカルで動いているときに引けるラインがあると、「期待値が高い」チャートになるのでしょう。ただ、期待値が高い、低いと言いますが、なんだか曖昧です。もう少し具体的に考えた方が良さそうです。FXの期待値については次回書きます。