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オプションとネックライン

値動きに乏しい相場が続いています。今日はECBとドラギ総裁の会見、明日は雇用統計がありますが、そこまで重要ではないと思います。英国のEU離脱が延期されるのかどうか、これが材料視されるのではないでしょうか。動くとしたら、3/12以降です。

今週気になっているのは、ニューヨークカットオプションです。主要通貨ペアでは、上下に狭い範囲でオプションやストップロスが入っているようですね。午前だと、オージー/米ドルが分かりやすいです。

これを日足でライン引くと、次のようになります。

三角もち合いですね。
ファンダメンタルの材料がないときは、短期的にオプションやストップロスで反応するようになります。節目は往々にして一度では抜けてこないで、何度も反転し、レンジになります。そして、レンジを狙ったオプションもあるので、さらにレンジになります。要するに、レンジになりやすいということです。

オージー/米ドルのように、きれいな三角もち合いだと、ブレイクしたときは値幅出るかもしれませんね。イベントが終わり、さらにオプションのカットオフタイムを迎えると動きやすくなります。今だと、明日の雇用統計と24時カットオフタイムです。

必ずそうなるわけではありませんが、オプションとストップロスは、ネックラインになるのでトレード前にチェックしておきましょう。

また、昨日までストップロスがあった価格帯も、今日には消えていることがあります。消えていると気付かないのですが、それでも消える前の価格帯がネックラインになることがあります。毎日チェックすることが重要ですね。また、テクニカル分析ではないので、あとからチャート見ても分析不可能です。リアルタイムでチャートを見ていることが必要です。

※昨日のユーロドル、1.1290がそうでした。おとといはストップ設定がありましたが、昨日は消えてました。ニューヨーク時間に1.1290つけた瞬間に反発したので、1.1290に何かあったのでしょう。