昨日のドル円で、デイトレードで入りたくなるチャートが出たので見ておきます。デイトレードは、数十分から数時間(次の市場まで)で上がりそう、下がりそうなポイントでエントリーします。
ドル円の利幅は、20pips未満だと少なく感じます。一方、50pipsを目指すと変動が大きくなるし、数時間で到達せずホールド時間が長くなる可能性が高いです。そうなると、(ボラティリティにもよりますが)30pips前後が目安です。目安でしかありませんが、短期トレンドの発生を狙います。
まず4時間足は、ロンドン時間でカウンターチャネルを下抜け(下記チャートAの箇所)、戻りから下げ始めるイメージがありました。

15分足で見ると、下向きのパーフェクトオーダーから4時間足のカウンターチャネルを下抜けたので(下記チャートA)、上位足と下位足の方向性が一致しました。あとは、どこでショートするか、タイミングをはかるだけです。

このタイミングが難しいです。
トレンドの出始めでエントリーするのは無理です。短期下降トレンドが発生したのは、結果論だからです。そこで重要になるのが「戻り」です。15分足のAで、きれいな戻りがありました。戻りがきれいだと、タイミングがはかりやすくなります。戻りからの下げが第2波となり、もし下げれば第1波の安値を更新してきますから、エントリーしやすいですね。
同じ箇所を1分足で見てみます。

15分足の戻りを1分足で見ると、だらだらと上げているように見えます。しかし、高値と安値の切り上げが規則的で、カウンターチャネルをしっかりと形成しています。上位足をチェックしながら、15分足で戻りかもしれないと想定しておけば、1分足のだらだらした戻りを、大局でとらえることができます。
あとは、下げ始めたらエントリーすれば良いでしょう。Bの箇所は高値を切り下げています。高値切り下げを確認してからエントリーしても、30pips前後は取れるポイントです。このような上位足から下位足まで条件がそろったときは、エントリーしておきたいです。あとは、どれだけチャートをチェックしているかになるでしょう。
ヘッドラインでいきなり急騰や急落する相場は、デイトレードは難しいです(この場合はスキャルピングが良い)。今回のように、数時間にわたってテクニカルが機能している(と思われる)ときは、チャートで判断してトレードできます。もちろんトレンドの出始めもファンダメンタルで動くのですが、テクニカルが意識されている割合が高そうな短期トレンドは、チャートでトレードできます。