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全ては移動平均線

チャート分析するときは、ローソク足よりも先に移動平均線を見るようにしています。特に、上位足の流れはそうそう変わるものではないため、上位足の流れをつかむことが大切です。たとえば、ユーロ円の4時間足を見てください。

2週間ほどもみ合っています。
移動平均線を見ると、3本とも収束しています。せめてトレンドではないことはわかります。トレンドではないときはもみ合い(=レンジ)になりますが、どんなもみ合い方をするかイメージするのは難しいです。ですから、少なくとももみ合いを、上下どちらかにブレイクしてトレンドが発生するのを待ちます。(日々、短期トレンドでスキャルピングはやります)

上位足がもみ合いだと、下位足は次のようになります。
15分足で、長期移動平均線(200EMA)に沿ったラインを引きました。

上いったら下へいく。
上昇トレンドラインが引けると、すぐに下降トレンドラインへ転換してしまいます。結局、上位足がもみ合いのときは下位足は上下に振られるだけです。レンジは、どこで反転するかわかったものではなく、個人的にはポジションを取らない局面です。もちろん、レンジプレーが得意なトレーダーはチャンスです。

一方、ドル円の15分足を見てみましょう。

上下動はしているものの、流れは下です。
200EMAに沿って引くと、全て下降トレンドラインになります(右肩下がりのラインになる)。ユーロ円15分足とドル円15分足で、見やすいのはドル円です。

全ての通貨ペアでトレードするのは、情報をさばききれず混乱しますから、不可能です。その日、ラインがきれいに引ける通貨ペアを何個かに絞るだけでも、トレードが楽になります。根拠が見つけやすいからです。

特に戦略がないなら、まず、上位足と下位足の移動平均線の傾きをチェックすることから始めてみてください。そして、移動平均線に沿ってラインを引く。ローソク足の細かい動きを分析するのは、その後でもOKです。