チャート分析 PR

荒れた相場の判断はチャートで

昨日は、ドル円やクロス円が暴落。刺激的な相場でした。
数時間でマーケットの様相が変わるため、ついていくのは大変です。相場の何が難しいかというと、毎日値動きが変わることです。「人」の感情もコロコロ変わります。世界中の「人」が同じマーケットに集まっていますから、相場は感情の集合体です。値動きの要因が「目に見えないもの」、しかも期待や恐怖、心理的な感情などですから、捉えようとしても捉えることはできません。

ですから、「目に見える」テクニカルで判断するしかないでしょう。視覚的な目安を作ることは、荒れた相場では本当に大切です。昨日のユーロ円は、ロンドン時間とニューヨーク時間で、ネックラインが引けました。

ロンドン時間だけで200pipsも下落していますから、さすがにニューヨークは下げ渋ると考えるトレーダーも多いでしょう。重要なのは、もし上げるなら、テクニカルで下げが否定されることです。ニューヨークに入った時、ネックラインからS波動が出始めました。

このS波動を描けるかどうか、とても大切です。
S波動は結果論ではありますが、「もしかしたら」というイメージできるかどうかです。上にいくパターン、下に行くパターン、レンジのパターンがあり、どこから上げるのか(下げるのか)を判断するためにネックラインなどの「節目」が必要です。感覚ではなく「視覚的に」判断できます。感情で動くのがマーケットですから、それに対抗するには、感情や値ごろ感ではなく目に見えるテクニカルを使いましょう。

スキャルピングは、目の前にある1分足に注力しがちですが、大きな流れを見つつどのような波動を描きながら進んでいるのか忘れないようにしたいです。