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追加緩和後のドル円

日銀が追加緩和を実施しましたが、USD/JPYを日足で見てみます。

左側の黄色い四角が2014年10月31日の「量的・質的金融緩和」の日です。この日から2週間1000pipsも上昇していますね。まさにバズーカ―と言われる上昇です。右側の黄色い四角が先週の金曜日です。追加緩和を行ないました。気になるのは、今週からドル円がどうなるかです。

2014年10月31日は日足で300pipsちょっと上昇しています。先週の金曜日も同じで、300pipsちょっと上昇しています。緩和当日の上昇値幅が同じですね。2014年は上昇トレンド中での緩和でしたが、現在は上昇は止まっています。

原因は去年8月と今年1月でローソク足が切り下げていますが、両方とも中国を発端とした下落は間違いないです。高値切り下げ、安値切り下げが綺麗な形です。今月中に、ローソク足が200EMAより上か下のどちらにいくかが大きな基準ですね。

現在は75EMAと200EMAが水平ですのでどちらともいえません。2014年10月のEMAと比較すると分かりやすいです。75と200のEMAの方向感が無い事、上値が黄色のトレンドラインで抑えられているので、まずはトレンドラインが基準となります。トレンドラインを上抜ければ125円目指すはずです。

ここを抜けられなければ、また一時的な暴落が待っているかもしれません。先週の追加緩和はマイナス金利導入ですので、2014年10月とは内容もインパクトも違いますので、ファンダメンタルズだけでは今後分かりません。3本のEMAの傾きとローソク足の位置、そしてラインが重なると、そこから値が動きやすいのでモミ幅とチャート形成はテクニカルとして追っていきたいと思います。