ドル円125.00円は、黒田ラインと呼ばれるレジスタンスラインです。
2015年の円安で、「これ以上の円安はない」と発言したことで、125円が意識されるようになりました。先週の値動きを見ても125円より上は、強烈な売りが入るとわかりました。また、ドル何らかの材料でドルに売りがでれば、ドル円は上昇できないことになります。
今日の仲値でもドル円は急落しましたので、じりじり上げても、ちょっとしたヘッドラインで急落、という流れがありそうなので「ロングポジション」には注意します（難易度がが高そうです）。
視点をかえて、ユーロドルをチェックしてみましょう。
ユーロドルは、２年ぶりの安値更新中です。ロシアがウクライナ侵攻して安値をつけたのが3月7日。それからカウンター気味に高値と安値を切り上げています。このラインは、引きやすいですね。
昨日下げたので、今日このカウンターラインを下抜けるかどうかです。
水平ラインが、ネックラインです。ここは1.0940円前後で、ストップロスも設定されているようなので、ロンドンタイム以降の値動きはよく観察したいです。ラインも引け、プライスにもストップが設定されています。テクニカルで動く可能性が高いので、どんな値動きをするのか面白そうです。
昨日は、ロンドンに下落し、ニューヨークにさらに下落しています。この時間に下げていますから、売り圧力があります。ヘッドラインなどのきっかけがあればストンと落ちるイメージです。ファンダでもテクニカルでも、売りをいつ仕掛けるかです。きっかけがあれば仕掛けやすいということです。きっかけがなければ、しびれを切らしてショートカバーが入ります。
FXは、独特な手法でない限り、メジャー通貨ペアなら見方は同じです。動く時間帯やボラティリティは違いますが、テクニカル分析は機能します。多くの通貨ペアを手掛けると、「ココから動く」「ココで止まる」場面をたくさん経験できます。それがトレードチャンスになるのです。なるべく多通貨ペアを監視することを推奨しているのは、そのためです。
