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日経|海外投資家は戻り売り

週末のチャート分析をしていますが、今月は、為替だけでなく日経も下げ方がすごいですね。為替と株では、参加者が違います。そのため、値動きは異なります。日本株では、売買高をしめているのは日本人投資家よりも海外投資家の方が多いです。

ただ、相場という心理戦では、株も為替も「売買するポイント」は同じです。それは、チャートを見れば分ります。

日経225の4時間足を見てください。

3週間前に下落し始めてから、3段下げですね。昨日は大幅に上昇したため、ダブルボトムになりました(ヘッド&ショルダーズボトムにも見えます)。相場をけん引しているのは、機関のアルゴリズム売買でしょうが、N波動という綺麗なチャートパターンが出ていると、操っているのはやはり人間だと思わされます。

基本的に、海外投資家は「順張り」しかやらないと言われています。下落し始めたら、売りです。戻したら売る、これを繰り返します。そうすると、N波動になるのでしょう。

今週は底値圏でもみ合い、ダブルボトム(ヘッド&ショルダーズボトム)が出たので反発する可能性がでてきました。3段下げという達成感もあります。これでネックラインができましたが、来週さらに安値更新となると、難しくなってきますね。

「下げたら押し目買いのチャンス」

このような相場が何年も続いたので、長期投資家は「戻り売り①」のポイントで損切りするのは、心理的に難しいと思います。では、「戻り売り②」「戻り売り③」のポイントではどうでしょうか。おそらく、買いポジションを持っていると、戻り売り②にきたら、下げは終わったと都合よく考えるのではないでしょうか。戻り売り③も同じです。底をついたのでココから爆上げ、というポイントに見えるでしょう。

しかし、ポジションがない順張りの投資家から見ると、戻りは「売りポイント」です。この先どちらに進むか分かりませんが、ポジションがあるとバイアスがかかります。自分が持っている方向へ進んで欲しいという願望もでてきます。まともな判断ができないので、含み損はやはり損切りすべきですね。中長期トレンドに対して、順張り目線でトレードするのが良いと思います。