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1分足 値幅とN波動

今週も、ヘッドラインで動きそうです。
金曜は雇用統計がありましたが、あまり重要視されず。ニューヨーク前半に、停戦協定のヘッドラインがでたときに大きく動きました。そのときのユーロを見てみましょう。相場が動いたときは、テクニカルでトレードすべきです。第一波がでたあとの、第二波以降がチャンスであることは、いつも書いています。

ユーロドルの1分足です。
20:45から45分かけて90pips上昇しました。

まず、第一波はどこまで進むかわかりませんから、第一波は難しいです。ヒントは、Aでしょう。ここで押し目を作って上昇トレンド回帰しましたから、そのあとの第二波は値幅計算をしておくといいです。今回のようにE計算(第一波の値幅の2倍)がでる想定をしておくと、逆張りで注意することができます。2倍の値幅が出ずに途中で反落しても、それはそれでOKです。ここまでくるかも、という想定をしておくことが大切です。

ユーロ円も見ておきましょう。

第一波から第二波に移行するとき、S波動がでていますから、逆張りに注意すべきです。私は、第二波の出始めて逆張りショートをしてしまい、天井までもっていかれました。損切りをしないで、ただただ下がることを祈っていると、値幅とかN波動とか見ている余裕がなくなります。たしかに、第一波の2倍の値幅がでたらヤバいな、とは思いましたが、途中で大きく反落する場面はあるだろうという都合のよい解釈がありました。

終わってみればテクニカルがきれいに出ていますから、テクニカルに従ってトレードしておけばよかったと後悔しています。負けた要因を分析し、どうすれば勝てたのかをテクニカルで復習しておけばいいとは思いますが。どうすれば負けなかったか、どうすれば勝てたのかを分析しておかないと、次に同じ相場がきたときになす術がありません。いつまでたっても勝てないことになります。リアルタイムでトレード中、冷静な判断ができるかどうかは別としても、テクニカルでやり方を決めておく必要はあります。そうすれば、負けることはあっても、トータルで利益は増えていくものと思います。

ちょっと気を抜いて「値ごろ感でポジションを持つ」ことが、どれだけ危険かを再認識しておきます。偶然でも値ごろ感でトレードして大きく負けると事はあっても、偶然に大勝ちすることはありません。人の心理は、損大利小になるようにできていますから、損益率を意識してトレードする心がけをします。