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ドル円が上段にいくと

日銀が指値オペを発動し、円安が加速しています。
個人的には今後の経済がどうなるのか不安が残りますが、なるようにしかならないので考えても仕方ありません。これまで通り、日々トレードすることです。ファンダメンタルは円安、テクニカルも上昇トレンドですから、どちらもロング目線です。

指値オペなどのファンダメンタルで大きく動きたとき、「テクニカルなんて」と思うかもしれませんが、荒れている相場こそ、テクニカルがよく機能します。理由は、「ファンダメンタルで動いてテクニカルで止まる」のが相場であり、それが顕著になるからです。上昇トレンドなら、超短期であっても、押し目をつければ上がります。午前中のドル円1分足を見てください。

トレンドは、フィボナッチの23.6%か38.2%に乗っていくことが多いです。23.6%で軽い反発し、38.2%で大きく反発しています。フィボナッチ比率が機能しているのではなく、あくまでも、これ位下げればそろそろ買おうか、という心理的に押し目買いが入りやすいというだけなのでしょう。ただ、それがテクニカルに他なりません。

ロンドンとニューヨークで深押しせずに123円台半ばまで上昇すると、トレンドがさらに加速します。下記、1時間足を見てください。

現在は下段だとすると、上段に入り込みます。そうすると、2015年6月につけた125.90円付近をこえて126円台がみえてきて、2002年の20年ぶり円安水準になります。これより上の価格は、私も初めてとなるので少し緊張感が出てきそうです。ポンド円が250円の高値をつけたときは覚えておりますが(リーマンショック前)、ドル円の126円より上の最高値は知りません。

ヘッドラインを見ると、プラザ合意の230円を意識した上昇トレンドという文言も見ます。長期トレンドは、自分が思っている水準よりもはるか遠くまで進むのが常であり、ここ数年間の値幅で判断してはいけないのかもしれません。とはいえ、できないトレードをするのではなく、これまで通りのトレードを継続していきましょう。