チャート分析 PR

ドル円はY波動ブレイク

先週の木曜日に米雇用統計がありました。
雇用統計後に、トレンドが発生する、大きな流れが変わる可能性については、いつも触れています。今月は、ドル円だと1週間経過してようやく流れが出ました。

高値更新、安値更新を繰り返すY波動が出ていましたが、今日は下にブレイクしました。30分足を見てください。

※20:00時点のチャートです

・高値更新してもすぐ反落する
・安値更新してもすぐ反発する

これが1週間も続いてY波動になるのは、珍しいです。もしかしたら他の通貨ペアでは発生していて、気付かないだけかもしれませんが。ドル円がレンジの場合、つかみどころのない値動きが多いですが、今回はY波動です。今日の下落は、ブレイクと考えていいでしょう。

こういうテクニカルを意識したブレイクがあると、ポジションを取りやすくなります。下にブレイクしたからといって、決してショートを推奨するわけではありませんが、戻りがあればショートしやすくなりました。

週足を見てみると、三角持ち合い(P波動)のブレイクは、まだです。

週足だと、3月の全戻し以降、移動平均線はゆるやかに下落のパーフェクトオーダーです。微妙に下向きでしょうか。

来週以降下落した場合は、サポートラインは104.50円あたりです。このラインは、直近2年間2018年と2019年の安値です。今年の3月に暴落して下抜けましたが、すぐに反発したのでヒゲ扱いとみていいでしょう。つまり、104.50円は、この先も強烈なサポートラインになります。断定はできませんので、あくまでも「テクニカル的に」です。

コロナショックのようなパニック的な暴落ではなく、テクニカル的な下降トレンドで104.50円を目指すかもしれません。週足のような長い時間軸のことなので、途中で週足陽線とか出ることもあるでしょう。そうすると、上げ相場に見えるのですが、上位足は下向きです。

当然ですが、来月の雇用統計や、何か材料が出れば、流れは変わります。今後の値動きは未知数ですが、自分なりの「シナリオ」を「テクニカル的な判断で」行なうことが重要です。イメージ通りならポジションをとって利益確定し、イメージと異なればポジションを取らない、ポジションを取った後イメージと異なれば損切りをする、という行動をするだけです。