チャート分析 PR

天井圏チャートパターン

日銀を前にして、ドル円はひとまず値幅達成でしょうか。
週足を見ると、118.70円のレジスタンスラインをいったんブレイクしました。

気になるのは、今週のローソク足が上ヒゲになるのか、それとも実体がネックラインを上抜けた状態で終わるのかです。FOMCがセルザファクトで上ヒゲで終わるかどうかは、このあとの日銀と、ロンドンニューヨーク勢の仕掛けでしょうか。今が天井圏かどうかは別として、次の展開は、チャートパターンが必要です。

日足を見てください。

チャネルラインがきれいに引ける珍しいトレンドです。チャネルラインを上抜けると、通常は、いったん内側に入り込んで深押ししてから上げる印象があります。高値と安値を切り下げるまでには、かなりの時間がかかりますから、下げたら「買われる」という流れはしばらく続くでしょう。それも、投機筋のポジション次第にはなりますが。

1時間足だと、右ショルダー形成中になります。

フィボナッチファンを引きましたが、横と斜めのラインがたくさん引けますから、サポート帯はたくさんあります。このあとの黒田会見で、円安に対するけん制があるかに注目されています。チャートの形しだいで、ポジションを取りやすいとき、そうでないときがありますので、そこを見極めるのがいいでしょうか。今は、チャートパターン形成中なので、それを待ちたいと思います。

強いトレンドが出たあとは、同じようなボラティリティが継続することを期待してしまいます。突然値幅が出なくなる、勢いがなくなるなど、キツネにつままれた気分になることも多いです。それが「相場の変化」ですから、自分が相場に合わせなければなりません。