チャート分析 PR

突発的な値動きは種類がある

皆様も毎日のように相場と関わっていると思いますが、注目される通貨と流動性は、時期により変化している事にお気づきだと思います。私は、おおまかに3か月毎にマーケットが入れ替わると考えています。勝ち方や負け方、勝ちパターン負けパターンも、3か月おきに変化しているとも考えています。

ここ半年を見ると、ドル円が動いていたかと思えば今年に入ってそうでもなく、ユーロが注目されて流動性が高くなっているようです。マーケットの材料が入れ替わるのは、ファンダメンタルズの影響が大きく占めるので、今だとアメリカの利上げ時期とかギリシャ問題とか、日本では無い事がほとんどなので、注視するようにしています。

人間の心理なのか分かりませんが、同じ材料でマーケットが動くのも限界があって3か月というのが飽きがくる期間なのでしょうか。何事も3か月経過すれば、マーケットは落ち着くのでしょう。そして数年に1度は半年以上引っ張る大きな材料が出てくるように感じます。どの通貨も、今は売られているのか買われているのか、これだけでも把握しているとトレンドを意識できます。

スキャルピングは買いも売りも両方やるので、1分足は逆張りでも、長い時間軸で見ると押しや戻りをついた順張りの時もあります。その日トレードで勝つ事は当然なのですが、長期的な目線もしっかり把握して下さいね。

さて、今回はオーバーシュートしたチャートを見てみます。ユーロドル1分足です。

数分で急騰している箇所が3つあります。
このような時は、ほとんどの場合が半分以上の値を戻します。急騰や急落はどこで止まるか分からないので損切りしないと命取りになるのですが、損切りをしてまた反転したら、再エントリーをしています。反転したら高い確率で半分以上値を戻すからです。

これがいつもの考えだと、ゾーンで捉えたり損切りしたら次のトレンドまで待っていると、天底の最悪なポイントで損切りして終わってしまう事になりますね。いつもと違う値動きなので、トレード方法を変えるという事です。

では、再エントリーする判断はどうやってするのか? という事になりますが、これは過去3か月位の値動きを大雑把に頭に入れていれば、簡単です。チャートは今年の2月中旬の相場ですが、直近3か月くらいは同じような値動きがたくさんありました。そして、100%に近いほど全て反転しているのです。だから、同じような急騰や急落があればほぼ反転する、という頭になっています。10回あれば9回は勝てるので、エントリーしないともったいないですね。

しかし、戻らない1回で大損していては駄目なので、損切りはしっかり行います。

・損切りしてまたエントリーしても勝てる相場
・損切りしたら次のトレンドまで待ったほうがいい相場
・損切りしたらトレンドに逆らっている事なので様子見する相場

いろいろな場面がありますが、今回は「損切りしてまたエントリーしても勝てる相場」になります。値幅が大きくて損切り幅をすぐ取り返せる、直近のマーケットを把握している、短期的なオーバーシュートは反転しやすい、あと重要な事は、要人発言や急騰急落があってもおかしくない時を除くことです。急騰急落が当然の時は、予想よりもっと動きますから負けま す。

手あたり次第全てのオーバーシュートから逆張りを狙うのは、絶対に危険です。上記の前提は、「何も材料がないときに発生したオーバーシュート」です。やはり、全体を把握している事ですね。全体が把握できていれば、過去の相場パターンと同じ事を実行すればいいので、確率的にかなり高いです。相場の流れが同じなら、同じようなチャートを形成しにいきます。過去の相場や特徴的なパターンは知っておく方が未来のトレードが楽になります。いかにエントリーを楽にしてあげるか、これに尽きます。

追記
——————————————
この3か月は、まさに「材料が特段無い時のオーバーシュート」が多かったので、ボーナス的な勝ちが多かったです。相場は期待値でありボーナスなど有り得ないのですが、気持的なものです。損切りして負けたケースもありますが、確率に収束して今のところの利益は、2015年で630万円ほど出ています。今週も、どんなファンダメンタルズでどんな値動きになるのか、まずはここからスタートです。先週まで勝てたから今週も勝てるわけではありません。逆もありますので。