相場が動くときは、ヘッドラインの突発的な動きを除き、テクニカル的な根拠があります。「上がるならココから」「下がるならココから」というポイントが存在します。
現在のドル円を見てみます(19:30時点)
短期の上昇トレンドが発生しています。
トレンドは否定されるまで続きますから、直近の安値を切り下げるまで上昇トレンドです。一度も切り下げていません。そして、今日のポイントになったのは、矢印の箇所でしょう。左の矢印は、安値を一瞬だけ下抜けましたが(アジアタイム)、くるりと切り返して反発しました。右側の矢印では、安値を切り上げて反発し始めたので、買いが強いことがわかります。
こういう反発したポイントは、よく観察したい場面です。意味のある反発だと認識できるかが大切です。
そして、この後の節目は、Aになるでしょう。
ちょうど雇用統計の高値にもなりますから、ニューヨークで意識されそうです。どちらに動くかを予想するのではなく、動いた方向へポジションを持つことが大事です。そして、損益率のいいトレード内容にすることが、さらに重要です。ファンダメンタルのヘッドラインがでなければ、テクニカルで動くのが相場です。高値と安値をよく観察しながらトレードし、それを毎日繰り返すと経験値になっていきます。Aのような、2つのラインが重なるポイントは節目になります。