チャート分析 PR

相場環境とレンジプレー

8月が終わりました。ドル円は高値圏でレンジとなっています。クロス円は、今年前半で上昇トレンドからもみ合いになり、8月は方向性のない相場になりました(短期トレンドはたくさんありますが)。

ユーロ円の日足を見ると、移動平均線の傾きはバラバラで、ローソク足が移動平均線に挟まれているのでレンジ真っ最中でしょうか。

他のクロス円も同じような環境です。
下記は、オージー円の日足です。

オージー円は、長期移動平均線よりローソク足が下なので、ユーロ円よりも弱いですね。指標やイベントがあっても動かないのではなく、テクニカル的に動けないといった印象です。ファンダが先か、テクニカルが先かというと、ファンダなのでしょうが。

ドル円は、三角もち合いです。

Aで上抜けるかもしれませんが、それまでにヘッド&ショルダーズで反転しているので、ヘッドを出して反落するでしょうか。三角もち合いは、上下が斜めのラインなので、ライン取りが難しいです。水平ラインにすると、皆同じような引き方になるので、テクニカルが機能しやすくなります。ですので、次のようなボックス圏がサポートとレジスタンスと考えています。

もみ合いでレンジプレーをするときは、下位足でダブル型のチャートパターンがでると、反転しやすいです。昨日の相場だと、オージー円を見ていました。下記、昨日の5分足です。

ロンドンでダブルトップを作り、Aが21時台です。
上昇トレンドのときは、ダブルトップを作ったからといって反落するわけではありません。Aのどこかで急反発して高値更新に警戒します。レンジのときは、ダブルトップ作ったら今度は安値圏目指しますから、Aで下げやすいです。

短期勝負の場合、5分間以上は持つようにしています。
短期トレンドの場合は、数分で終わることはまずありません。短くても、15分~1時間くらいでしょうか。5分足で陰線が必ず連続しますから、陽線か陰線かのイメージをするだけでもトレードが楽になります。

スキャルピングだと、20回トレードすると、スプレッド0.6の場合、12pipsのマイナススタートです。かりに、Aのポイントでショート回転して20回スキャルピングしても、12pips以上取らないとプラスになりません。1回のトレードで10pips取るのと、20回トレードして10pips取るのは訳が違います。短期勝負とはいえ、「抜き幅」「ホールド時間」などを考慮してトレードしないと、スプレッド負けするので、それも注意しています。