今日は、月末のロンドンフィックスです。
どの通貨ペアが上がりそうか、それとも下がりそうか、トレードする前に比較しておくと戦略が立てやすいです。ドル円とクロス円の環境をチェックしておきます。
昨日のポンド円は、18時以降Y波動が出て方向性は出ませんでした。
Y波動は珍しいチャートパターンですが、ボラティリティが高いときに出る形なので、知っておいた方がいいです。高値切り上げ、安値切り下げです。ブレイクして順張りのポジションを持つと、ことごとく連敗しますので注意が必要です。Y波動の形を知っているだけでも、「Y波動くるかな?」と準備ができるので連敗は防げます。往々にして、Y波動のあと一呼吸おいてブレイクすると、その方向に進むことが多いです。今日は月末フィックスですから、大きな流れは来週に期待でしょうか。
4時間足だと、ネックラインにピッタリタッチしています(下図)。ヘッド&ショルダーズが出てますので、ショルダーラインともいえますね。3本の移動平均線はパーフェクトオーダーになりましたので、反落したときは下降トレンドではなく押し目になる可能性も考えておきます。
続いてドル円の4時間足です。
ポンド円と似たようなチャートですが、移動平均線が異なります。ドル円はパーフェクトオーダーではなく、3本が収束していますので、もみ合いです。200EMAは少し下向きですからポンド円よりは上にいきにく環境です。昨日、半値戻しの109.20円で反落したのも分かります。
※AB間の半値戻し
チャートパターンだけでなく、移動平均線も比較するとわかりやすいですね。ユーロ円の移動平均線を見ると明らかです。
4時間足を見てみます。
移動平均線はパーフェクトオーダー、先日ストップ帯だったレジスタンスを25EMAが上抜けています。ローソク足だけでなく、移動平均線もブレイクしていますから、ポンド円およびドル円とは違う環境です。「すでにブレイク済」といえるでしょう。
オージー円も見てみます。
4時間足です。
ネックラインをブレイクとはいきませんが、パーフェクトオーダーで200EMAは上向きです。25EMAは直近2つの移動平均線の山よりを切り上げてきました。また、ローソク足の安値も切り上げていますので、上値ブレイクのトライ中です。
一つの通貨ペアだけ見るより、いくつかの通貨ペアをチャートで比較する方が流れは把握しやすいです。ローソク足だけ、チャートパターンだけでなく、複数の分析ツールを組み合わせて比較してみるのがおすすめです。今回は、「ローソク足、チャートパターン、移動平均線」です。あとは、横と斜めのラインを引くことでしょうか。いくつものツールを組み合わせてチャート分析をすれば、期待値の高いポイントが見えてくるはずです。