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ユーロのポジション偏り

IMMポジションをチェックしましたが、相変わらずユーロが「買い」に偏っています。最新のIMMユーロを見てみましょう。

買いが継続しています。
しかし、グラフで見ると、減少傾向にあります。少しずつ弱気になっているのでしょうか。

縮小気味であるものの、他の通貨ペアと比較すると、ユーロは買いと売りの偏りが突出しています。円、豪ドル、ポンドについては、特にポジションの偏りはありません。

それを踏まえて、ユーロドルの週足を見てみましょう。

今年の7月に、2年ぶり高値を更新しました。しかし、そのまま上昇トレンドにはならず、レジスタンスラインができました。右ショルダーにも見えますね。安値側は、ネックラインがサポートになります。しばらくは、Aのボックス圏で推移するでしょうか。このボックスをブレイクするとなると、まだまだもみ合いが必要に見えます。

現在マーケットは、ブレイグジットのポンドと、大統領選のドルにフォーカスしています。両方のイベントが終了し、ユーロにフォーカスされるまでブレイクはお預けでしょう。ドルが大量に買われる(売られる)ような相場がくれば、ユーロドルも動くでしょうが、ユーロ主導でブレイクはなさそうですね。来年に持ち越しかもしれません。ただ、このままレンジということもないでしょう。IMMでユーロが買いに偏っていることは間違いないので、これがさらに加速するか、買い解消になるか、必ずユーロは動きます。それまでは、待ちということです。

大局はチェックしておきましょう。