取り組み方 PR

負けるパターンは株も同じ

現在、私が取り組んでいる投資は、「FX」「株式」「不動産」の3つです。FXが主軸で、株は配当目的とした長期投資、不動産も長期保有が目的で何十年も売るつもりはありません。言い換えると、FXは労働収入、株と不動産は不労所得の部類に入ります。

株は、ザラ場は見ませんが、後場が終わればいろいろな銘柄の株価をチェックします。株も、FXと同じようにデイトレードをやってみたことがありますが、すぐにやめました。辞めた理由は、買いが前提のデイトレードが難しかったからです。株は上がることが前提なので、短期売買をしていると、間違いなく「無駄な買い注文」がでてきます。毎日上がって欲しいですから、当然買いでエントリーします。毎日買いで入っていると、必ず「暴落時につかまる」と思いました。

下げたら買う投資法なので、上がれば儲かるし、さらに下がれば損をする。買わないと生活費が稼げないから、不要なところで買ってしまう。いずれつかまる。そして、損の仕方が半端ないものになると思いました。

昨日、GNIグループという株価を見ていて、やはり危険だと思いました。
チャートを見てください。

半年分の株価です。
7日連続で下げていますが、下げ幅が大きいです。3,900円近くから7日で半値になっていますので、50%の割合です。ドル円が7日間で50円になるのとはちょっと違いますが、割合は同じことです。

5日分のチャートを見てください。

昨日は、始値がほぼ高値で、ここで買うと損切り以外方法がありません。私だったら、たぶん始値で買っていると思います。理由は、6日間下げ続け、ようやく始値で上昇の傾向があったからです。チャート見ると、昨日の始値は前日の終値より上げています。ここらで一回反発すると思ってしまうでしょう。

上手い人がやれば、買い一辺倒でも、スルーして様子見できるでしょう。しかし、問題は売りができなことです。買いオンリーのデイトレードなら、上がるのを今か今かと待って7日目ですから、誘惑に駆られます。買いしかできないと、ここぞとばかりに買ってしまうということです。空売りもありますが、FXの売りとは全く異なります。株は単体の銘柄、FXは2つの通貨です。単体のものを売るのは、本来あり得ないことです。やはり、前提として株価は「上がるもの」という認識でしょう。

このようなチャートの形は、デイトレードで損をする典型ではないでしょうか。値ごろ感で勝てそうな気がします。先ほども触れましたが、GNIのチャートでも上手い人は損しません。もちろんこれは私にとってであり、他の人にはあてはまりません。

投資は、欲との戦いです。今エントリーしないと、機会損失になる。しかし、逆行すれば損をする。もどかしさがありますが、この繰り返しです。エントリーそのものは、いつでも何回でもできます。しかし、利益を残すためには、いかに待つかが重要です。回数を減らし、期待値が高そうな場面に絞る。それでも逆行したら、淡々と損切りをする。このような行動が求められます。

FXが、株よりもリスクが少ないわけではありません。
リスクの性質が違うだけです。レバレッジが25倍もきくこと、ストップ安ストップ高がないことや、スプレッドやスリッページなど、FXだけのリスクもたくさんあります。株のように単体銘柄ではなく、2国間のバランスなんて分かるはずない、と考える方もいるでしょう。

重要なことは、性質を理解し、どこに期待値を見出すかでしょう。私の場合は、FXのチャート分析に期待値を見出しています。