ポンド円が、143.50円のレジスタンスラインをブレイクしました。私は、基本的にポジションを持ち越ししませんが、含み益が出てまだ利が伸びそうな時は、持ち越します。その根拠の一つに、移動平均線があります。
ポンド円15分足を見てください。
ローソク足が、ネックラインをブレイクするのは当然です。そして、移動平均線もネックラインをブレイクしていると、根拠が強いです。ローソク足が先行するので、25EMA→75EMA→200EMAと後からついてきます。このとき、25EMAがネックラインをブレイクするかどうか、重要です。ダマシに終わるときは、ローソク足だけブレイクして、25EMAがついてこないことがあります。
ローソク足だけでなく、移動平均線もチェックするようにしましょう。ローソク足の後をしっかり追いかけてきているか、という点です。
ただ、時間軸によって、移動平均線の傾きは全く異なります。15分足と1時間足では、3本の移動平均線の向きも傾きも違います。そのため、一概に15分足だけで判断できませんが、ローソク足だけでなく、移動平均線もトレンドが発生する形かどうか、チェックすることが大事です。
ネックラインの役割は、2種類ありました。
トレンドを止めるため
トレンドを発生させるため
トレードで勝つかは別として、根拠を見つけることが何よりも大事です。根拠を見つけると、利益確定も損切りも、迷いなくできるようになります。結局、上がるか下がるか分からない世界ですから、エントリーするために納得できる根拠を探すしかありません。
ポンド円もドル円も、「ロングしなければダメ」というわけではありません。ただ、少なくとも「ショートするのは危険」と認識できれば良いと思います。まず、負けないことが大事です。
チャート分析は、シンプルに次の3つを行なっていれば、問題ありません。
①ローソク足を見る
②移動平均線を見る
③ラインを引く
これで、チャートから情報はある程度引き出すことができます。