チャート分析 PR

斜めのラインは3つの角度で引く

クロス円が高値圏で推移しています。
私がトレード対象にしているクロス円は、「オージー円、ユーロ円、ポンド円」の3つです。トレンドが発生しているときは、トレンドラインを引くのが基本です。現在のポンド円を見てみましょう。

4時間足です。

トレンドラインを3本引きました。
トレンドは、ずっと同じ速度で進むことはありません。あるときは早くなり、次は遅くなって小休止するなど、メリハリをつけて進みます。そうすると、トレンドが急角度になる時期と、緩やかになるときがあり、おのずとトレンドラインの角度もコロコロ変わります。

トレードするときは、上記チャートのように3つの角度に分けて引くと、見やすいです。

1のライン→急角度(短期)
2のライン→比較的緩やか(中期)
3のライン→緩やか(長期)

急角度のラインは長続きはしませんし、緩やかなラインにはなかなかぶつかりません。このようにトレンドの中でも、今が短期的に急上昇中なのか、それとも勢いを緩めているのかなど、3つの状況のうちどこにいるかを確認するようにしています。

現在は、1と2のラインの間ですから、急騰する場面ではなく、かといってトレンドが終了する箇所でもありません。もみ合いをへて、2のラインより上と下のどちらかにいくか、待っています。2のラインと水平ラインがぶつかるポイントが節目なので、チェックポイントになります。

かりに2のラインを下抜けても、まだ3のラインが待っているので、トレンドが終了することにはなりません。トレンドが終了するのは、3のラインを下抜けたときです。これは、1のラインを下抜けたときにトレンドが終了しなかったのと同じことです。1のラインを下抜けるとき、300pipsほど急落したので、リアルタイムで見ているときは上昇トレンドが終了したように感じてしまいます。しかし、勢いを緩めただけであり、押し目になる可能性もイメージする必要があります。

押し目になるのか、それとも本当にトレンドが終了するのかは、上記のように3つのトレンドラインを引き、今がどの状況にあるのかを把握していれば焦ることもないです。角度の違うラインを引き、今どこにいるのかをチェックするようにしています(おすすめは3本引く)。