チャート分析 PR

もみ合うポイント

相場は、トレンドとレンジの2種類です。
15分足ではレンジでも、上位足の週足ではトレンドの最中だったり、一概に「レンジ相場である」と決めることはできません。

レンジは、「もみ合う場面」ですが、見極めの判断はシンプルにした方がいいです。私は、15分足をチャート分析の基準としているので、15分足で判断します。15分足で、もみ合いと判断するポイントは、2つだけです。

①ローソク足が移動平均線に挟まれる
②移動平均線の向きがバラバラ

ローソク足と移動平均線でぱっと見で判断します。
チャートだと、次のAとBのような場面です。
※金曜日のポンドドルです

ただし、もみ合いにも種類があり、「様子見で売買が少ない」場面と、「方向性は出ないが売買は拮抗している」場面です。前者がAで、後者がBでしょう。

ABを1分足で見てください。

ABどちらも、確かにもみ合いですが、ボラティリティもリクイディティもBの方が高いですね。Bは、売り買いが交錯しているのが分かります。15分足でもみ合うポイントなので、「すぐに一方向にトレンドが出ない場面」と認識できます。

そうなると、反転しやすいので、逆張りのスキャルピングに向いた相場だと考えています。1分足だけ見てても、環境は分かりません。まずは、15分足でもみ合うポイントにいることを認識し、その上で1分足でスキャルピングをするイメージです。これだと、トレードに自信が持てます。

トレード中は、「しばらく行ったり来たりする場面だ」と認識できればいいでしょう。

15分足だけで判断していいのか?と思うかもしれません。15分足は私の基準なので、他の時間軸でも構いません。ただ、「これから数時間トレードする」なら、日足とか週足は、時間軸が長すぎて当てにならないかもしれません。

ドル円の1時間足を見てください。

AとBが、もみ合うポイントですね。

①ローソク足が移動平均線に挟まれ、
②移動平均線の向きがバラバラです。

Aを5分足で見ると、確かにもみ合っています。

Bも5分足で見てみましょう。

スキャルピングやデイトレードなら、1分足~1時間足で判断すると良いかもしれません。4時間足・日足・週足レベルでもみ合うといっても、値幅がありますし、ちょっと長すぎる気がします。

週足だと、数ヶ月もみ合っていることになりますからね。それだと、大局が広すぎて「今日トレード」するための参考にはなりません。

やっぱり15分足を中心として、1分足や5分足、1時間足を見比べるのがやり易いです。あくまでも、その日スキャルピングやデイトレードでポジションを取るめの見極めということです。

アジアタイムやロンドンタイムでトレンドが出ても、ニューヨークタイムでもみ合いになるなど、時間帯別に見るのも良いですね。ニューヨークタイムに、「数時間はもみ合うかも」と想定するだけでも、トレードに自信が持てます。

あとは、「様子見で売買が少ない」場面か、「方向性は出ないが売買は拮抗ししている」場面か、でしょうか。後者だと、スキャルピングしやすいです。