チャート分析 PR

トレンド毎の波を見る

トレンドには、短期~超長期まであります。
日々トレードする中で、一番目の当たりにするのが「短期トレンド」です。特に、今のようなボラティリティが高い相場では、1日に数回の「分かりやすい」短期トレンドが発生します。都度、振り回されていては、利益が出ません。短期トレンドで意識していることは、どんな値動きになるのか、そのトレンドの「波」です。

昨日のドル円1分足を見てみます。
14時~16時ころに発生した、短期下降トレンドです。

最近たくさん書いていますが、戻りのチェックポイントは空間の有無です。第一波→空間(戻り)→第二波→空間(戻り)→第三波の流れです。これが、今回の波になります。113.50円というネックラインを下抜け、トレンドが発生。113.00円というネックラインを目指して3段下げとなりました。いたって普通のトレンドです。

トレンドを発生させるネックライン、トレンドを止めるネックラインも意識します。Aでは、3段下げでひとまず達成していますから、反発する力は強いでしょう(もちろん100%止まるわけではなく下抜ける場合もあります)。

このあとは、次の相場に移行しました。

Aは、17時から21時までです。

ロンドン時間はレンジ相場となり、波が無い状態です。このようなときは、ほぼエントリーしません。どんな値動きが分からないからです。

その後は、113.50円のネックラインを上抜け、第一波→第二波→第三波という3段上げになりました。同じような陽線が3回出ています。トレードする場合は、どんな波になるのかを把握すると、トレードが楽になります。ロングかショートか、決めやすいです。数十分の短期トレンドは、1分足を見ないとわかりません。昨日の相場は、上位足を見ると113.00円~114.00円のレンジに見えますが、1分足で見ると、トレンドとレンジが明確に分かれていると把握できます。今の流れをチェックするには、1分足を見ている短期トレーダーが有利になるでしょう。短い時間軸は、当然メリットとデメリットがありますが、短期トレンドを把握する意味ではメリットの方が大きいです。

私の場合は、ポジションをホールドしながら様子を見ることはしません。トレンドが発生している時にしかポジションは持ちません。大切なことは、自分がどのような場面でポジションを持つスタイルなのか、しっかり把握することです。