チャート分析 PR

ストップロス注文|通貨ペアによる違い

昨日ストップロスについての配信をしましたが、ちょうど同じような相場が
昨日ありましたので紹介致します。時間は3/4 23:55ころ EUR/USDです。見ていた方も多いのではないでしょうか。1.1100にストップロスがおかれていて、ここを割れました。あともう一つ、1/26以来の安値1.1095も下抜け、ブレイクしました。

節目が2つ重なっていたので、強烈なブレイクになるのは事前に分かります。30pips程度しか値幅は出ませんでしたが、ブレイクしてからすぐに反転もしました。

その時のユーロドル1分足です。

1度試して失敗していますので、抜きにかかるのは想定できます。失敗したあとのローソク足の形でも、下に行こうとしています。もう一度助走をつけてから一気にブレイクさせるチャートとなっています。しかし、可能性としてはこのまま下抜けせずに今日は失敗、という事も有りえますので絶対にブレイクするとは考えてはいけません。

では全体を見てみます。

先週の1.1270とあわせて見ると、なるべくして下げているチャートです。ストップロスを引っ掛ける時は大きくブレイクするので、順張りも可能ではないか?と思われる方もいると思います。また、順張りしている方がほとんどでしょうか。もちろん順張りで大きく取れるポイントですので、エントリーしてもいいと思います。

個人的にはストップロスがからんだ順張りは難易度が高く、躊躇してしまうのですが・・・

かつては、ストップロスは1分足らずで10pips以上取れるので200枚とかでエントリーしていました。しかし跳ね返される事も多く、ちょっとしたブレで損切りしてその後すーっとブレイクしたりと、ストップロス前後は本当に想定できない動きをして、安心してエントリーできないポイントです。

逆張りで勝てれば問題ないので、リスクを取って両方やる必要はないのかなと結論が出ています。同じポイントで1,000回やって勝てるかどうかなので、ストップロスの順張りで1,000回やって果たしてどうか、と考えると、運の要素が強い気がしました。

逆張りは全くドキドキしませんが、これは好みですので期待値が算出できればがんがん順張りして下さい。枚数が少なければ順張りしますが、枚数が多くなるとどうしてもトータルのトレードで考えてしまいます。前提として、ブレイクしたあとの逆張りで取れるので順張りでも取る必要は無い、という程度です。

ここで、ストップに引っ掛かってもブレイクしない相場を見てみましょう。

ポンドドル1分足です。

ストップロスが1.5350においてありましたが、ブレイクしてもわずか3pipsしか抜けませんでした。ブレイクして乱高下すると、その日の強烈な場面として記憶に残っているのですが、このように何事もなかったように過ぎ去る事も多いので、記憶に残らず危険です。

ストップロス=大きく動く、と考えてはいけません。では、どのようなときに大きくブレイクするのかですね。こればかりは、ファンダメンタルズとテクニカルが絡んでいて、その時の相場次第なので全く未知数です。薄商いの時もあれば、一気に参加者が増えた指標後でトレンドが明確な方向、もしくは指標前で誰も注文しないような状況で突然ストップをつける、とか様々です。

一般的にはこういう時とかあるでしょうが、ストップの攻防は短期なので決めない方がいいでしょう。短期筋は、私たち個人トレーダーと同じ人間です。こういう時に仕掛けるというのは、ないはずです。色々な状況から、その時に判断しているはずです。傾向は算出できても、それが将来の利益に繋がる可能性があるかですが、これは無理ですよね。

こうなりやすい、という色眼鏡で相場を見る事になり、ハズれた時に大損するでしょう。事前準備はできます。まず、ストップがどれ位離れているか、指標は何時にあるか、ファンダメンタルズの強い材料有無、テクニカルの節目、ここ数日間の参加者状況、こういった項目を事前にチェックすれば今日来るかもしれない、と想定できますね。

どのような相場状況でストップを引っ掛けやすいかは、上記の項目が合致しやすい時です。時間帯までは分かりません。円が注目されていれば東京時間ですし、EURやGBPであればロンドン時間でしょう。為替市場は24時間なのでここがややこしいですね。常日頃から、ストップをつけた相場を見る、リアルトレードをやる、という事で「利益」にする事はできます。しかし、傾向は未知です。

事前準備はしっかり行いましょう。これさえ行なっていれば、ストップ相場でも利益が出せる訳です。優先順位と、労力を使う項目を間違えないようにして下さい。