昨日のアジアタイムは109.30円の高値ついてきましたが、今日のアジアは106.85円まで下げています。108、107、106円台と抜けてきて、ちょっとチャートから離れてしまうと、頭がついていかないですね。1日で250pips下がるのは予測不能です。これをショートして取っているトレーダーは、すごいと思います。
逆に、FOMC後の上げでロングしていると、かりに損切りできていないと大変なことになります。個人的なトレードでは、様子見だったので長め(数時間単位)にホールドするポジションはありません。下落は一切取れていませんが、負けないことが大事だと思います。また、このような相場だと、スキャルピングができますので、ショートでデイトレードできなくても、数pipsをたくさん取れます。
決して、「取り損ねた」という感情にならないようにしています。この先、いくらでも相場はある、相場は無くならないですからね。
偶然でしょうが、今回もFOMCをきっかけに相場の流れが変わることになりました。トランプ大統領による中国への追加課税の表明もありますが、「大きなイベン直後は相場の流れがどうなるかよく見る」という姿勢が問われる相場です。私が大損しないのは、このようなちょっとした姿勢ではないかと思います。警戒とは違い、大局がもみ合いのときはそのあとの展開が分かるはずない、つまり手を出さないことです。
天底(頭としっぽ)は取れないのですが、相場で長く生き残るためには、天底をいつも狙うのは危険だと思います。
さて、ドル円は106.80という節目まで落ちてきました。
日足を見てください。
今日の雇用統計は、106.80を下抜けかどうかでしょうか。
指標の数字よりも、イベントに乗じて売りが入るか入らないか、注意して観察したいです。スキャルピングだと、上下どちらに動いてもOKなので、今日利益をだすならスキャルピングかな、という考えです。値幅が出る時ほど、テクニカルは使いやすいです。ローソク足ばかり見るのではなく、ラインを引くようにしましょう。
今日のアジアタイムでも、相場の基本であるエリオット波動の3段下げがでて、106.80円というネックラインで反発しています。
1分足を見てください。
ネックラインは手前で止まるか、1回下抜けるかは分からないものですが、3段下げの底値圏は、逆張りでも期待値は高いです。反発するローソク足を見極めるのは難しいので、こういう時に分割してエントリーするといいです。
ネックラインがあるな、というだけでなく、短期トレンドを止めるためのラインか、トレンドを出すためのラインかなど、下げ方を見てテクニカルを意識します。また、今回は戻り方もきれいで、よりテクニカルが機能します。
だらだらと下げるのではなく、戻ったときに空間があると、3段下げにメリハリがでます。そうすると、順張りと逆張りのどちらでも戦略が立てやすくなります。大きな下げは取れなくても、このような細かいスキャルピングでコツコツ取れば、勝ちにつながります。どんな相場が到来しようが、値動きに圧倒されず、いつも通りのテクニカル分析は忘れないでください。