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雇用統計のエントリープロセス

先週のイベントが終わりました。
指標ではなく、米中関連の報道で上下に振ってきた相場になりました。指標後、20分ほどで90pips急騰です。何度かドル円をショートしましたが損切り、ゾーン⑤に入ったときに大きく取り返したトレードでした。

急騰後の1分足を見てみましょう。

ダブルトップのような形になり、ネックラインと移動平均線が同じ位の位置でした。ここが分かれ道だったのでしょう、反発すれば上、下抜ければ下、という場面で下抜けたので、ここで下目線を想定することが大事でしょうか。ただ、1分足だけ見ていると環境が分からなくなるので、リアルタイムでは上位足もたびたびチェックします。

15分足です。

指標後の急騰で止まったポイントは、昨日の安値でした。レジスタンスラインなので、S波動が想定できますね。15分足で長い上ヒゲになるので違和感はありますが、15分足で意味のあるレジスタンスラインで反落した上で、1分足のネックラインができました。これで、上にいくのは大変になります。

そうなると、レンジか下かのどちらからです。
個人的なトレードですと、ショートして持ち越しています。先週はポンドで週をまたいだので、2週連続で週末持ち越しをするという珍しいことをしています。

今回ドル円を持ち越した理由ですが、上述の理由に加え、1時間足を見てください。

実は、ネックラインAをさかのぼってみると、大きな節目がありますね。丸印のポイントです。雇用統計後の急騰で反落しましたが、このネックラインは大きな節目であることが分かります。

そして、ネックラインBを1分足で見てみます。

丸印を見ると、完全に頭をたたかれた形になっています。
指標後から短時間で、これだけ状況が変わっています。指標前は、どちらにいくか分かりませんでした。しかし、指標後には上にいけない条件がそろいました。このような理由でショートして持ち越しています。損切りは、106.80円上抜けです。

上位足から下位足まで、くまなくチェックすると、トレードの根拠は見つかると思います。どこでトレードしたらいいか分からない場合、動いているローソク足を見るのではなく、少しさかのぼってチャート分析するといいかもしれません。