前回は、今週はトレンド継続に注意する点について述べました。昨日はドル円を除くドルストレートが怪しいトレンドでしたね。上げ始めたらとにかく上がる、下げ始めたら、いったん波は終了するかな、という判断をするつもりでした。下げの場合は下げ幅と戻り幅次第です。
結局、金曜日と似たような相場でEUR/USDは6時間もトレンド継続です。上げトレンドの最中は、売りエントリーに要注意します。買いエントリーは強気にいけます。買いの場合、「押し目買い」になるのが分かりますね。実は、逆張りスキャルピングだと思っていても、トレンドが出ると片方は順張りになるのです。
昨日のEUR/USD、5分足を見てみましょう。
まず、ロンドン勢が参戦し始める午後3時ころから、どちらに動くのか注目していました。17:00を起点に24:00まで上昇です。きれいなトレンドラインを描いていますね。ラインが1本あるだけでも、相場がよく見えます。このラインを割れるまでは、逆張りのショートには注意できます。ライン1本だけでも損益を大きく分けますし、逆にしっかり見ていれば、必ず利益が出ます。何度も言ってますね、「事前準備9割」です。
逆張りは怖いという人は多数いますが、相場の波を見ていないからです。それに、勝てない人は事前準備って知らないと思います。よく、「何故そこでエントリーできるのですか?」と聞かれますが、「そういうチャートだから」としか答えようがないのです。心の中では、「エントリー前に結果は出ているのですよ」と思ってます。
さて、このトレンドラインを24:00に抜けましたが、トレンドが終わったのかという事です。トレンドは終わっていません。一旦上昇は終わりましたが、トレンド(FOMCからの波)は小休止しているだけで、決して終わっていない事にも注意して下さいね。上げ幅を解消するまでトレンドは継続します。全戻しという事ではなく、チャートの形とファンダメンタルズが関わってくるので、判断は多数です。単純に、レンジ=トレンド終了ではないという事をご認識下さい。