ビジネス本を定期的に読んでいます。
資産運用系もあれば、教養や経済、副業など、なるべく多くのジャンルを読むようにしています。資産運用に結び付きそうな範囲で選んでいるつもりです。いつも気になるのですが、どの本も、投資の話になるとことごとくFXが否定されるのです。
お金持ちになりたいなら、FXのようなギャンブルに絶対に手を出さず、稼ぐ習慣を身につけようとか、インデックス投資や起業すべきなどのアドバイスが多いです。まずは、簡単にできる副業からやるべき、という意見もあります。一方、リスクを取らなければお金持ちにはなれないから、リスクを取って勝負すべきと書いてある書籍も多いです。ただ、FXは除外されています。
リスクを承知のうえでリターンを得るなら、リスクとリターンの割合はFXも同じはずです。しかし、なぜFXだけが否定されるのでしょうか? 確かに、FXには次のようなリスクがあります。
・仕組み上投機性が高い
・レバレッジによるリスク
・変動要因を読むのが不可能
・ゼロサムゲームに近い
一つひとつの難しい要素が絡み合い、結果としてFXは極めて難しくてハイリスクという商品になっているのでしょう。ハイリスク要素の詰め合わせという感じでしょうか。FXが否定される理由は、この難しさにあるのではないでしょうか。世の中でお金持ちになるようなスキルを持った人でも、ことFXにおいては勝てないのです。
自分が勝てないのは、投機性が高いから。変動要因もわからないし、ゼロサムゲームなんてやるべきではないと考えているからでしょう(わたしの勝手な解釈です)。そう捉える人が本気でFXに取り組むとは思えません。軽い気持ちでFXの短期売買を行なっても勝てるはずがなく、勝てないことがFXを否定する理由になっているのかもしれません。

確かにFXはリスクがあります。
起業や株式投資も当然リスクはあります。一見すると安全に見えるインデックス投資の積立も、暴落するとそれまでの利益は一気に吹き飛びます。しかも、暴落は定期的に訪れますからリスキーです。副業も起業も失敗すれば徒労に終わり、出資していれば資金も失います。
どんな投資でもリスクとリターンは同じであり、異なるのはリスクの質です。
FXはわたしも難しいと思います。
ただ、ひとたびスキルを身につけると長きにわたって稼げる土俵でもあります。もちろん相場の移り変わりとともに、スキルもアップデートしていく必要はあります。昨日まで勝てていたものが、今日から勝てなくなる可能性は常にあります。ただ、短期売買でも1億円を超えるトレーダーはかなり存在するわけで、FXを辞めた方が良いとは言えない証拠、となっています。
皆が否定するからチャンスがあるとさえ思います。
FXでレバレッジをかけて1億円をこえ、それから借入というレバレッジを使い不動産投資で資産を増やせました。30歳過ぎで会社員を辞めて専業トレーダーになったことに対し、かなり満足度は高いです。手を出すべきではない、というFXで生活基盤を作れたことは本当によかったです。
周りが否定するからこそ、成功した時の喜びは大きいです。今FXに興味を持っている方は、ぜひ取り組んでほしいと思います。FXでもなんでも、リスクとリターンは同じです。それならば、まずやってみてから自分で判断するのが良いと思います。