以前から1分足で気になっていたことがあります。現在も調べ切れていないのですが、ある時間帯のドル円です。チャートは、9/1の早朝です。
9/1は、21:30から雇用統計があった日です。
黄色の四角部分なのですが、上下に長いヒゲがあります。ヒゲ自体の長さは短いのですが、前後の1分足と比較すると、不自然なヒゲですね。狭いレンジの時間帯なら、ヒゲはできないはずです。相場が薄いとか、スプレッドが拡大している時間帯だからという理由で、このようなヒゲはできないはずです。相場が薄い中、売り買いが行なわれた結果、できたヒゲではないかと思います。
これは私の想像なのですが、相場が動かないよう注意を払いながら、機関投資家がポジションを売ったり買ったりしているのではないかと思います。システムトレードなら、相場に影響が出ないように分けて注文しているでしょうか。ポジション整理ではないかと考えています。ポイントは、価格が変動していないことです。黄色の四角部分も、ヒゲになるだけで、価格は変動していません。レンジ幅をキープしています。大量に注文すると値が飛んでしまうため、少しづつ注文しているのでしょうか。
次のチャートも1分足です。
最初の四角部分は、顕著ですね。1分ごとに、このヒゲは不自然です。
変なヒゲになっているだけで、トレンドが出たり値が飛んでいることもないですね。相場においてどのような意味があるのかは見出せていないですが、NY後半~オセアニア早朝に集中しています。というより、この時間帯しか見られない1分足です。ヘッジファンドがポジション整理しているのか分かりません。ただ、このような顕著なヒゲがあると、その日からトレンドが出る、もしくは一服するような印象を持っています。また、イベントや重要指標の前後、週末や期末などの期間の区切りです。
この時間帯は、トレードせずに睡眠にあてているので、実際に値動きを見ているわけではありません。しかし、席を外していた時の1分足は、チャートをさかのぼって全て見るようにしています。月曜日オープン~金曜日クローズまで、全ての1分足で、知らない動きが無いようにしています。
私が兼業のときは、相場に張り付けるのは21時~26時まででした。トレード開始するときは、必ず前日トレードを終えたときから現在までの1分足チャートをさかのぼってチェックし、どんな値動きをしていたのか、見ていました。そうすることで、1分足の波が把握できてその日のトレードがイメージしやすかったです。新しい発見や期待値の算出など、情報が多くなるので引き出すスピードも早くなるのでしょう。仕事が早く進む感じでしょうか。ちょっと話がそれましたが、1分足でトレードするならば、全1分足は必ず見るようにすると良いです。
それにしても、上記チャートのようなヒゲは気になります。機関のディーラーなどは当然のごとく知っているでしょうが、個人投資家は想像するしかありませんね。知ったところでトレードの役には立たないでしょうが、チャート分析して何かに気付くことが重要でしょう。その気付きが、次へつながっていくと思います。