チャート分析 PR

ポンドの環境

ポンドの環境を見てみます。
6/8(木)は、イギリスの総選挙です。2020年に予定していたものが、来月に前倒しになりましたね。メイ首相が前倒しを発表したのが4/18(火)です。この日はポンドが爆上げし、マーケットはこの日以降、選挙を織り込んで上昇してきました。メイ首相率いる保守党が勝てばポンド買い、労働党が勝てばポンド売り、保守党が圧勝という流れで織り込んできましたが、先週の時点で保守党の支持率が低下して43%前後に、一方、労働党の支持率が上昇して36%前後のようです。

差が縮まり、ハードブレグジットの警戒が出てきて、ポンドの上昇トレンドは終焉しています。ポンド円4時間足です。

ポンドドル4時間足も見てみます。

来週の木曜日まで、ポンドのファンダメンタルは総選挙絡みが一番でしょう。トレード判断はチャートで、そのチャートを形成している大きなファンダメンタル要因が総選挙だという点を頭に入れておけば良いでしょうか。1年前のイギリス国民投票でブレグジットが決まりました。この日は、ポンド円は2,500pips以上も下落、たった1日でです。EU離脱は無い、と思いながらも1分足が下に走っていくので、ショートをしていたのを鮮明に覚えています。気持ちとは逆のトレードをしたので忘れられません。

この経験が、アメリカ大統領選に生きたかもしれないです。自分の考えなど相場に関係なく、予想しても当たるはずないですね。トレードで勝つには、気持ちとは逆のトレードが強いられる事は多々あるものです。ファンダメンタルや材料を把握する事は重要ですが、把握で止めておき、それより先、自分の相場観を相場に押し付けては駄目ですね。