GBP/JPYとGBP/USDのチャートを比較してみます。
チャートは15分足ですが、どちらも中長期トレンドが下降トレンドだという前提になります。日足、4時間足レベルです。
2つのチャートを見てください。
Aの箇所は、どちらも先週金曜日の15時ころで、同じ時間です。
結果的にどちらも下落しました。このAのときにショートするとして、どちらの通貨ペアの方が下がる確率が高いでしょうか。どちらも、ローソク足が200EMAより下です。
GBP/USDは、ネックラインより下、
GBP/JPYは、ネックラインより上、
この相場環境の違いがあります。
また、Bを見てください。これは水曜日のFOMCの高値です。GBP/USDは、FOMC高値がネックラインで、ここを下抜け。GBP/JPYは、FOMC高値よりまた上。あと、EMAも見てください。GBP/USDは、Aでネックラインをデッドクロス、GBP/JPYは、Aではまだネックラインより上。ネックラインのような水平ラインを、EMAが突き抜けると、そのトレンドが強くなることが多いです。
このように見ると、GBP/USDの方が下げる根拠が強いです。あくまでも15分足で比較した場合なので、大局の違いではないです。ただ、何通貨も見ているとこのような比較ができ、利益が出そうな通貨ペアを選択してトレードすればいいですね。FXは同じ通貨ペアを永遠と見ていくので、このように比較していみると、トレードしやすい通貨ペアが見つかる場合があります。
今回は、GBP/USDだけを見ていたらスルーしてた可能性があっても、GBP/JPYと比較することで、よりGBP/USDの方がショートしたくなる発見があります。エントリーするならどの通貨ペアが一番勝てそうか、という観点で見ても良いですね。一つの通貨ペアだけ選ぶとしたら、より厳選すると思います。