週明けのマーケットは、珍しく「大きな窓開け」となりました。窓の値幅が一番大きかったのは、ポンド円です。先週の終値と比較すると、80pips以上のギャップダウンでスタートしています。
窓は、直近の強いレジスタンスとサポートラインとして機能します。窓の値幅が大きいほど機能しやすく、テクニカル的に強く意識され大きな節目になります。そうすると、ラインが引けるため、おのずとトレードしやすくなります。
ポンド円の5分足を見てください。

そもそも、先週の時点で200.00円を上抜けるかどうかの節目にあり、注目度が高い局面です。そのうえで大きな窓が発生したので、これはテクニカルが意識されるだろうと予測できます。
窓のトレードは難しく考えず、シンプルに判断しています。まず、窓埋めするかどうかを観察します。今回は窓埋めしています。窓(199.50円)がレジスタンスラインになりますから、そこから上がればロング、窓を埋めてから下げればショートです。あとは、相場環境が上がりやすいか、それとも下がりやすいか。今回のポンド円は、200.00円を上抜けできずにギャップダウンし、窓埋めしてから下げ始めれば、一時的に下げる判断です。
ただし、上位足は上昇トレンドですから、ショートは逆張りになります。逆張りを行なうタイミングは『トレンドラインが引けてから』、という点に注意しています。トレンドラインはレジスタンスラインになり、今回は窓埋め価格の199.50円の水平ラインが同じ役割です。
日足で見ると、199.50円から200.00円は節目でネックラインが引けます。

では、トレードはどうするかというと、私の場合は、Aのレジスタンスライン(下記5分足チャート)を上抜けしない限り、買いが弱いと判断してショートです。

サポートはBですから、このAB間で短期売買ができればいいかなと思います。様々なトレード戦略が可能であり、窓開けするとテクニカルが機能しやすいので、ぜひトレードしておきたい場面です。
週後半に、かりに窓からかけ離れたところまで価格が進んでしまうと、テクニカル的な意味が薄れてきます。窓がテクニカル的に一番機能するうちに、トレードしておきます。