トレードスキル PR

英国国民投票|離脱派が勝利

イギリス国民投票の結果には驚きました。離脱派が勝利しましたね。相場は大暴落しましたが、経済指標のように1回の決まった時間で結果が分かるのではなく、開票が徐々に行なわれていったため、相場も徐々に下落しました。6時間かけて暴落しましたね。

もし開票が1回ぽっきりなら、一瞬で値が飛んでいたと思います。チャートをご覧ください。ドル円の1時間足です。

最高値が投票終了した朝6時で、ここが高値というのも皮肉なものです。相場は、人の思惑を織り込んでいるものだと実感します。最安値まで800pips下落したのですが、6時間かけて離脱を織り込みにいったのが値が飛ばない利点だったと思います。

ファンダメンタルズのみで乱高下するのかと想定していましたが、段階的に下げていったので、テクニカルも利いていてやりやすく感じました。また、結果が分かった東京時間後半からは、よりテクニカルが機能したようです。テクニカルが利いて値幅が出ると、損小利大のトレードができるため、2/11以来の100万オーバーを取る事ができました。深いチャート分析は、週末にゆっくり行うつもりです。

ドル円の目線は、103.50円と100.00円の間を直近のレンジとし、上抜け無い限り下降トレンド継続という目線です。100円を割ると介入という事になりそうですね。今回の下落した相場の質ですが、リーマンショックやチャイナショックなどとは異なる下落です。

一般的に○○ショックというは、景気が悪くなるもので、悲観するものです。しかし、EU離脱が悲観かというと、そうではありませんね。もしそうなら、そもそも投票をやること自体おかしな話です。

お伝えしたい事は、今回の下落の要因は初めてのことで、それは新しい相場やトレンドの始まりは、今までとは違った値動きを想定しなければならないということです。つまり、相場が変わる可能性があります。忘れもしない、去年の7月はギリシャショックがありました。ギリシャも国民投票がおこなわれましたね。

投票が行われてからの相場は、それまでとは大きく変わったことを覚えています。今日のイベントをきっかけに、来週以降の値動きがどう変わるのか、敏感に読み取ってくださいね。EU離脱ということで、どのような相場になるのか、私自身も未知の世界です。

値動きは言葉ではうまく伝えられないものですが、少しでも勝てないとかかみ合わない日があれば、6/24までの相場と何が違うのだろうか、と是非考えてみてください。そうすることで、チャート分析がより深くなったり、何か発見があるはずです。経験値は一番のスキルになりますので、自分だけの経験値を大切に育てる感覚を持つ事もいいと思います。