FOMCやMPCは、波乱なく通過しました。
EU離脱については、合意ある離脱に向けたヘッドラインが、ちらほら出てきています。以前より反応はにぶくなりましたが(暴騰しなくなった)、好材料に反応することは間違いありません。
トレンドが出ている時は、チャネルラインを引くようにしています。引きにくいトレンドもありますが、そのような通貨ペアは無理に引くことはしません。エントリー~イグジットまで戦略を立てるには、やはり引きやすい通貨ペアでトレードするのが良いです。
ポンド円の1時間足を見てください。
3本の移動平均線とトレンドラインが、同じ傾きですね。今回のトレンドの流れを示しています。急騰することもなく、かといって安値を切りさげることもありません。
トレンドは9/5から始まっています。昨日のポイントは、Aでしょうか。
Aで反発しているのは、チャネルラインの流れが意識されている証拠です。ただ、チャネルラインを引くなどして流れを把握していないと、Aの反発から情報を引き出すことはできません。
Aを1分足で見てみます。
1分足レベルで、ダブルボトムをつけて反発しています。1時間足と1分足の、2つの時間軸で見ると、テクニカルがよく分かりますね。1時間足で反発するかもしれない箇所で、1分足でダブルボトムをつけてネックラインを上抜けてきた、ということです。
1時間足だけ見てても、反発するかわからない。1分足だけ見てても、ダブルボトムの意味が分からない。こうなってしまいますね。2つの時間軸を組み合わせることで、情報を引き出せるものです。今回は、1時間足と1分足の2つということです。こういう根拠を見つけて、初めて期待値のあるトレードができるようになります。
ただし、いざトレードで勝てるかというと、話は別です(勝てる確率の方が高くなるのは確かではあります)。トレードで勝てる土俵に上がった、というだけで、その土俵での立ち回り方も重要になります。
まずは、勝てそうな土俵に上がること、これを2つの時間軸でテクニカル分析で見つけることです。
1.土俵に上がること、
2.その土俵で勝つこと、
これが、利益を出すまでのプロセスです。
どちらか手を抜くと、負けるべくして負けるトレードが待っています。プロセスは省略しないようにしましょう。
ちなみに、私は1はできていましたが、2ができなかった、です。
土俵には上がって準備していたが、戦いを避けてしまった(エントリーしなかった)状態でした。1と2の両方がうまくいって、利益になります。