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逆張りOKかNGか見ておく

昨日は、ニューヨークにドル円が動きました。スキャルピングするとき最初に考えることは、「大局がどんな環境か」です。1分足だけ見ていても、上位足が上昇トレンドなのか、下降トレンドか、それによってトレード内容が変わってきます。

4時間足がもみ合うポイントなら、1分足で逆張りしてもOKです。4時間足が下降トレンド、1分足もサポートラインを下にブレイクすると、大きな下降トレンドが発生するかもしれないので、逆張りは要注意です(4時間足は上位足の例です。1時間足や日足も上位足にあたるのでチェックします)。

昨日のドル円を見てみましょう。まず、1分足です。

106.50円にストップロスがあったので、水平ラインを引いておけば、サポートラインになることは分かります。ニューヨーク時間からトレードする方が多いと思います。トレード開始したら、ストップ情報はチェックしましょう。

106.50円を下抜ける前、エンベロープの②ゾーンまで到達しているので、ロングのシグナルは出ています。下抜けまでは、普通のスキャルピングしていいでしょう。

ただし、106.50円を下抜けたあとは、ちょっと環境が違います。22時13分に106.50円下抜け後、エンベロープの②ゾーンまできていますね。106.50円は、上位足を見ると強いサポートラインを下抜けてしまったことが分かります。1時間足を見てみましょう。

今月の安値でストップロスがありました。4時間足も見てみます。

パーフェクトオーダーですし、次のサポートラインになる106.00円まで目指すかもしれません。その可能性があります。

1分足で106.50円という強いサポートラインを下にブレイク。上位足の1時間足も4時間足も、下降トレンドが発生してもいいポイントです。そうすると、106.50円を下抜けた後は、逆張りのロング一辺倒ではちょっと危険ですね。

上位足でもみ合うポイントではないので、1分足レベルの逆張りは注意した方がいい場面です。106.50円の下抜け前と後では、同じ②ゾーンでも環境が違います。

相場が動き始めてスキャルピングするときに、上位足をチェックし、「逆張りはOKかNGか」をすぐに確認するようにしています。

※昨日の午前中は、オージー円が動きました。

1分足は収支ブログに載せているので、そちらを見てください。この時、上位足の4時間足は、「もみ合うポイント」だったので、逆張りしました。

4時間足です。

4時間足はもみ合うポイントだったので、逆張りOKの判断でした。トレードは負けましたが、逆張りOKかNGかの判断は、エントリー前にしています。どんな時も、上位足の環境を把握してからスキャルピングすることが大事です。