連日、オージー円が程よく動いています。私もスキャルピングしていますが、注意している点は、1分足だけでなく必ず上位足とセットで見ることです
順張り、逆張り問わず、上位足の方向性を把握するのは、トレードの基本です。スキャルピング、特に逆張りのリスクは、「トレンドに逆らうこと」、ですね。1分足レベルでトレンドが発生したときに逆張りするので、「逆行したらどうしよう」という恐怖心が芽生えます。
確かに、1分足だけ見ていると完全な逆張りになります。重要なことは、上位足でどのような流れなのか、把握することです。たとえば、日足~15分足まで全て上昇トレンド、これで1分足も上昇トレンドだと、さすがに逆張りショートするのは、私も怖いです。では、次のような場面ではどうでしょうか。
下記チャートは、オージー円の日足です。
四角の箇所は、6月に入ってからのローソク足です。3本の移動平均線は、パーフェクトオーダーではなく、トレンドが発生しているわけではありません。どちらかというと、2月3月に急落した反動の戻りでしょう(大雑把ですが)。
日足のような上位足がトレンドではないので、1分足でも、一方向へ進むことは考えにくいです。そのため、(1分足レベルの)短期上昇トレンドが発生しても、上げ続けることはなく「押し目をつける」ようになります。短期下降トレンドが出ても、戻りを付ける、つまり、反転しやすいです。
4時間足を見てみます。
今週は、移動平均線の向きがバラバラで、ローソク足も移動平均線に挟まれています。つまり、もみ合うポイントです。日足もトレンドではなく、4時間足ももみ合うポイントなので、1分足で短期トレンドが発生してもどこかで反転しやすいです。1分足と上位足の方向性が一致していないからです。
上位足でもみ合っているときは、1分足でも上下動しやすいので、上げても下げる、下げても上げてきます。そのため、強気で逆張りできるということです。
エントリーしたら、そのまま逆行するのではないかという恐怖はありますが、上位足がもみ合うポイントだと把握することで、確率的に反転しやすいと分かります。
このように、逆張りスキャルピングは、1分足と上位足の方向性がバラバラのときに強気でエントリーできます。FXは、エントリーするたびに自信度が違いますよね。ここは勝てそう、ここは全然自信ない、など、メンタルは揺さぶられます。恐怖心を減らすには、今どんな流れで(上位足の方向性)、自分はそこで何をしようとしているのか(1分足レベルの逆張り)、プロセスを組み立てることでしょう。
そうすると、恐怖心は減ってくると思います。