トレードスキル PR

エントリータイミングの見極め2つ

トレンドが発生した時、トレンドフォローをするのはFXの王道です。どの時間軸でもそれは違わないでしょう。

しかし、トレードで利益を上げるにはエントリータイミングが重要です。3日前に書いたように、(上昇トレンドなら)押し目をつける場面でロングすると、含み損になるからです。トレンドの中は上げ下げを繰り返しており、上げる局面でエントリーしなければなりません。

そこで、トレンドの上げ方を2つ認識しておきましょう。

①ブレイクして発生するトレンド
②高値を少しずつ切り上げるトレンド

まず①です。次のチャートは、ポンドオージー1時間足の上昇トレンドで、チャネルラインが引けます(チャートは過去のものです)。

下降トレンドの場合は逆に読み替えてください。ブレイクしてトレンドが発生した箇所は、下記の5です。

水平ライン1で高値を作ったら、234と高値トライし、5回目でブレイクしました。トレンド回帰する場合、トライに失敗した数が多いほど、そのあとブレイクしたときに値幅が大きくなります。2回目よりも3回目、3回目よりも4回目や5回目の高値トライの方が、ブレイク後の勢いが出るということです。この場合、レジスタンスラインは、真横(水平ライン)になります。

また、Aも重要です。
安値をつけましたが、切り下げることなくトレンドラインでピッタリと反発しています。そのあと5でブレイクしています。こういった値幅が出るブレイクでロングすれば、爽快なトレンドフォローができますね。

次に、②の高値を少しずつ切り上げる場面に着目してみます。下記は、同じチャートです。

1の高値を2でブレイク、2の高値を3でブレイク、、、と続きます。しかし、ブレイクしても値幅が出るどころか、反落して下げていますね。2~7のどの部分もそうです。水平ラインを引き、上にブレイクしたからといってロングしていると、高値掴みになります。かといって、上昇トレンドは続いています。高値と安値とじりじりと切り上げ、数日後にはかなり上昇しているのです。

押し目までしっかり待ち、押し目でエントリーし高値更新したら利益確定するトレードが求められます。

同じ上昇トレンドでも、①と②では全く性質が異なるので、よく観察しどこでエントリーするのかを考えなければなりません。タイミングをはかる意識をするということです。

いつも同じトレード方法だと、①では勝つけど②では負けることになります。その逆もあります。①でも②でも勝てるようなトレードをしなければなりません。チャートの値動きをよく観察し、どこでエントリーすれば良いのか、タイミングを意識するといいかもしれません。