チャート分析 PR

上げ相場/下げ相場の違い

相場は、上げるスピードよりも下げる方が、早いです。
「上げ100日下げ3日」といわれるように、下げるときは、急激に落ちるときがあります。直近の相場だと、5日前が大きな下落となりました。

ポンド円だと、下記のように1時間半で170pipsもの下落になりました。
1分足チャートです。

下げる方が、値幅も出ますし短時間で完結します。大切なことは、ロングとショートで、どのように戦略を練るかですね。上げ方と下げ方が違うのですから、トレード方法も異なります。

1分足ではなく、上位足の1時間足を見てみましょう。
ドル円です。

じりじり上げて、スパッと下げています。
ユーロドルも見てみます。

じりじりともみ合い、安値更新して値幅出すときは、短時間ですね。じりじり下げる場面は、値幅を出さずに安値更新しません。安値を更新してスパッと下げるときにトレンドフォローしないと、ショートでは利幅が取れません。

同じ下げる場面でも、上昇トレンドであるドル円と、下降トレンドであるユーロドルでは、戦略が異なります。「上げ100日、下げ3日」というのも、あながち間違っていないと思います。これが値動きの癖ですから、自分がどの局面でトレードするのかを、認識しなければなりません。自分の「勝てる土俵」ということです。

じり上げでトレードするのか(ロング)、それとも急落を狙うのか(ショート)。さらに、どの場面のロングにするのか、下落する前にあらかじめショートするか、戻りまで待ってショートするのかなど、エントリーまでのプロセスを考える必要があります。

そもそも、上げ方や下げ方を知らなければ、土俵を決めることができません。ちょっとした相場の癖ですが、このような歪みを取り入れることも大切です。ランダムに動いているように見えて、実は、なにかしらの規則性があるのが為替市場です。普段から忘れないようにしたいです。