チャート分析 PR

スキャル見極めポイント

ドル円が、アジア時間に急落しています。
下げ始めた時、「どこまで落ちるか」がわからないと、トレードできません。ある程度の下落があると、チャートパターンができますから、イメージできるようになります。いつも気にしているのは、トレンドが発生したときは、エリオット波動が出ることです。

さきほどの1分足を見てみます。

いわゆる、「3段下げ」です。短期トレンドは3段にわたって下落します(4段下げもありますが、2段下げというのはあまり聞きません。)。基本は「3」です。

ただ、最初から分かるはずはなく、半分くらい落ちたところで、ようやくイメージできます。「3段下げくるかも?」です。ですから、下げ始めの前半で逆張りロングでつかまってしまうと、勝つべき後半部分で勝てなくなります。短期トレンドの出始めは、逆張りは要注意ですね。前半で負けなければ、後半はチャンスとなります。

見極めポイントは、下記のAです。

Aでは、もしかしたら短期トレンドは終了し、ココから下げずに上げるかもしれません。その場合、3段下げ失敗ですからチャンスはないと判断します。逆に、3段下げ達成するなら、「下げるならココから」というポイントです。移動平均線にぶつかり、戻りの空間もできています。

そして、実際3段下げになれば、今度は達成したあとの「短期上げ」があります。

このように、期待値の高いポイントは、Aではないかと思います。Aで見極めができれば、大きく取れる場面です。トレンドの頭からしっぽまで、まんべんなく取れるのではなく、期待値の高い場面が取ることが重要です。頭からしっぽは、結果論であり、どこからトレンドがスタートしてどこで終わるかどうかはわかるはずがないからです(スキャルピングの場合)。ですから、短期トレンドの後半でしっかりイメージすることが大切です。トレンドの前半は、今回はこんなトレンドである、という示唆をしています。それに従い、後半でトレードするイメージです。

Aからイメージとおりに進めばエントリーする。
イメージと異なればエントリーしない。
これだけです。

いきなり相場の波が変わることはないので、1段2段とくれば、3段も同じような値幅を出してきます。2段できれた、3段目をイメージします。値幅がでれば、次は反転です。このように、順張りする場面、逆張りが通用しそうなポイントを見つけるようにしています。トレンドごとに値動きや波は違いますが、期待値が高いのは、短期トレンドの「後半」部分であることは確かです。