昨日は、ロシアがウクライナを侵攻し、12時頃から暴落となりました。
しかし、一辺倒に下がるわけではなく、ロンドンフィックスからは急激な戻りとなり、1日経過してみると大した下げ幅ではありません。セルザファクトなのか、ポジション調整かわかりませんが、先週から少しづつ織り込んできたからでしょうか。これからは、マーケットがいつまでウクライナ情勢を材料にするかです。大口投資家が投機取引をやめれば、あまり動かなくなるイメージです。
昨日の相場を見てみましょう。
気を付けていたのは、ストップロスです。毎日どこにあるかチェックはしていますが。下げ相場ですから、ストップを下抜けるタイミングで、下降トレンド回帰になる可能性が高いです。
昨日の朝の時点で、どこにストップがあり、いつ下抜けたのか見てみます。下抜けるときに、通貨ペアを比較しておくことも大切です。いくつもの通貨ペアを同時にトレードするのは難しいので、一番期待値が高そうな通貨ペアを、比較して選びます。
まず、オージードルは、0.7160にありました。
ストップを下抜けたのは、ニューヨーク時間でした。
ポンドドルは、1.3550にストップがありましたが、朝の時点ですでに下抜けていました。ストップを下抜けた状態で、昨日の朝を迎えたということです。
ポンド円は、156.10と155.50にありました。
155.50を下抜けたのは、ロシアが侵攻を開始したときです。
ユーロドルはストップが2つありました。
下抜けたのは、ポンド円と同じタイミングですね。
ユーロ円も、129.30と129.00にありました。
下抜けたのは、ユーロドルより少し遅れて12:30頃でしょうか。
個人的には、前日からユーロ円のショートを持ち越していたので、ストップを下抜けるイメージでホールドしてました。ただ、侵攻がなければストップロス(129.30や129.00)で反発していた可能性も高く、期待値が高いかどうかは疑問が残るトレードでした。しかし、ユーロ自体が売られているので、下げることは下げるだろうという相場観です。
ポンドドルが、すでにストップを下抜け、パーフェクトオーダーの期間も長いので、ポンドドルあたりをショートするのがよかったのかもしれません。ただ、上位足を見るとポンドドルはレンジ内ですから、トレンドフォローにはなりません。下げを狙うならポンド円だったでしょうか。ポンド円は、(日足で)上昇トレンドからの反転するタイミングで、日足でも155.50は強烈なネックラインになっていました。ここを下抜ければ値幅がでるイメージはできます。
戻り売りができたかどうかも、重要です。
特に、ユーロドル・ユーロ円は13時~19時まで、良い感じで戻りのもみ合いに入っています。そのあとの下降トレンド回帰は、スキャルでもデイトレでもトレードチャンスですね。昨日書いたように、長いローソク足ではなく、短いローソク足の集合体は、そのあとの方向性を決めてくれます。暴落した長い陰線を注視するのではなく、そのあとのもみ合いこそ、よく観察すべきです。
どちらにせよ、ストップをチェックしてテクニカル的に通貨ペアを比較する。
これが大切です。