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1日の値幅をおさえると指針になる

通貨ペアには、1日に出る「値幅」があります。トレードするうえで、この値幅を知っておくといろいろな目安になるので便利です。ポジションを取るなら、利幅の目安に。すでにその日値幅が出ていれば反転を狙えますし、レンジからブレイクしたらその値幅がトレンド終了の目安になることもあります。

直近のユーロ円を見てみます。
下記は1時間足で、1日の中で大きく動いた日の値幅は170pips前後です。

経済指標で一瞬だけ動いた場面は参考にならないかもしれませんが、今の相場における値幅の特徴は出ていると言えます。緩やかな上昇トレンドなので、このままトレンドが継続し、勢いが出れば1日に150pips~200pipsは動くかもしれない、と準備することはできます。50pips値幅が出たら、「反転するから逆張りしよう」とはならないです。ですから、トレンドフォローで利幅を伸ばす、もしくは逆張りでトレンドに逆らうトレードを回避することができます。

ポンドドルを見てみます。
1時間足です。

ユーロ円よりもトレンドが出ているので、より値幅の特徴が出ています。トレンドは規則性があり、それは高値と安値の切り上げ方や、時間帯、スピード感などさまざまです。値幅も規則性の一つと言えるでしょう。スキャルピングは特別な手法としても、デイトレードや利幅を狙うトレードは、トレンド発生中にトレードすると有利であることがわかります。

1日にだいたいこれ位の値幅が出る、と知っているだけでも、参考にはなると思います。トレンドごとに値幅はかわるので、いろいろな相場を継続して追っていると、ボラティリティの感覚が身につくはずです。トレンドが発生したら、まず値幅を取るようにすると良いでしょう。