年明けからのドル円相場は、
1/2から1/5の24時まで上昇トレンドで、ISMで急落。この下げ方を見て、下げるときはやはり値幅が出ると実感しました。上げ相場はゆっくりと、下げ相場は上昇する以上にスピードがあります。
スキャルピングですが、下げ相場で利益を出しておきたいという場面がありました。それが、急落した5日のISMです。
急落後、数分間はじり下げ。
それからCまで戻りました。もちろん、こうなるとはわかるはずありません。しかし、CでBC間のフィボナッチ38.2%と、移動平均線へのタッチが重なりました。移動平均線は下向きですし、「下げるならここから」という局面です。高値の起点をAとBのどちらにするか迷いますが、実戦では両方引きだいたいこのあたり、と認識しておけばいいでしょう(上記チャートはぴったりはまったBだけ残しています)。
スキャルピングしているならCから順張りショートをしたい場面です。ローソク足の戻り方もきれいですね。Cからは、7本連続で陰線とわかりやすく、7分で50pips近く下げています。3本目の陰線からショートしたとしても、5分で30pipsの値幅はあります。数分でこれほどの利幅が取れるのは珍しいです。
では、上げ相場を見てみましょう。
4日のニューヨーク時間です。
下げ相場と違い、だらだらと上げています。押し目がわかりにくいのですが、それでも値幅は出ています(1時間半で50pipsの上昇)。こういう移動平均線が上向きのときは、ローソク足が移動平均線より上にある限り、上昇トレンド継続します。ですから、細かくロング回転するスキャルピングになるでしょう。さきほどの下げ相場とは大違いのトレード内容です。
上げ相場、下げ相場のどちらか一方ではなく、両方できるようにしておきたいです。相場に応じてトレード方法をかえ、ホールド時間や利幅の変化に対応していきましょう。同じような値動きが続けば、こういったテクニカル分析をしっかり活用したいと思います。
相場は毎日変化します。数時間で、違った相場になることはたくさんあります。トレンドに応じたスキャルピングを心がけます。