チャート分析 PR

ドル円同じ値幅4回

8月に入りましたが、短期売買に有利なボラティリティに事欠かない相場です。ドル円は、FOMCが終わってから3日連続で下げています。上昇トレンドと下降トレンドで、明確に違うのは、「ネックラインの有無」です。

FOMCの前まで続いていた上昇トレンドでは、目安が140円とか150円だとか、キリの良いプライスしかありませんでした。目安となるネックライン(この場合はレジスタンスライン)が無いんですよね。テクニカルでレジスタンスラインがありませんでした。

一方、直近3日間では、テクニカル的な目安があるので、トレードしやすいです。ネックライン(この場合はサポートライン)がある、ということです。15分足を見てください。

ABCDと、3日間の下げの値幅を見ると、どれも100pips以上出ています。Cあたりで、またか、とは思いました。今日のDでは、同じような下げ方をしたので、100pips程度は下げるイメージでした。何といっても、チャートの下の方にあるネックライン(131.30円)があります。目安となるサポートラインがあるので、ココを目指して短期下降トレンドが発生する値動きが想定できます。これまで上げた分、ところどころにサポートラインが形成されたということです。

この3日間の下げ方は、1時間とかで100pips下げ続けるため逆張りロングをしていると、まず勝てません。順張りショートの思考にならないとダメでしょう。ABCと同じような値幅出るかな、というイメージが持てればいいのでしょう。131.30円というネックラインを目指すかも、というテクニカル的な判断できることが前提です。

このように、上昇トレンドはテクニカル的な目安がありませんが、下降トレンドでは、すぐそこに目安があるため、トレードしやすいです。判断は、「目先のネックライン」ということです。

日足を見てください。

もちろんこのネックラインに到達するかは、わかるものではありません。
ただ、下げに反応する短期トレンドだと、相場を動かしているヘッジファンドや機関投資家も、誰が見てもわかる目途を意識するはずです。為替ディーラーはテクニカルなんて見てない、と言われますが、そのように動く以上、使わない手はないでしょう。

ユーロドルも、1.0350に近づいてきました。

ドル円もユーロドルも、強いネックラインで反転するかブレイクか、どちらにしても相場が動く局面です。どう反応するか観察はしましょう。また、昨日の値動きから今日どういう展開になったのかまで、チャートを1日ごと「自分で」つなぎ合わせて消化しておく必要があります。昨日の値動きは、今日のヒントになります。