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じり安のスキャルピング方法

スキャルピングをする場合、
ローソク足の並び方を見るようにしています。ローソク足の規則性のようなものです。大雑把に2つに分けると、「じりじりトレンド」か「メリハリのあるもの」か、でしょうか。

昨日の総裁の会見は、前者(じりじりトレンド)でした。

秒スキャでは、ローソク足1本ずつエントリーするなど、トレード回数が多くなります。ただし、じり安の場合は、安値を更新したからといってショートしていると、すぐに戻りをつけるので、エントリーしたら含み損をかかえることになります。

下記は、昨日の1分足チャートです。

じり安になりそうなら、手順は次の2つです。

①移動平均線に沿ったラインを引く
②その角度に沿ってトレードする

エンベロープは、移動平均線と同じ角度ですから、エンベロープに沿って引いても構いません。昨日のように強いトレンドだと、移動平均線まで戻らずにエンベロープに沿ってじりじり下げていきます。

角度を決めたらエントリーしますが、直前の安値を下抜けたとき、つまり、安値を更新した瞬間に最新のローソク足の最安値でショートするのは危険です(下記チャート参照)。そうすると、ローソク足1本ずつの安値でエントリーになってしまい、下ヒゲになって反発します。

安値更新中、つまり、突っ込み売りっぽい秒スキャは注意です。もちろん長い陰線がでるときは、安値更新して急落するので、取れるときは突っ込み売りでもガッツリ取れます。しかし、じり安のときは注意して下さい。

じり安は、安値更新するとすぐに反発して戻ります。

では、どこでエントリーすればいいのか?
それはローソク足の高値付近です。下記を見てください。ローソク足が上ヒゲになっている部分でエントリーし、安値更新した瞬間に利食いすれば利幅が取れます。

ただし、エントリーしたポイントが、ローソク足の高値になるかなんてわかるはずありません。エントリーしてさらに上昇して陽線になる可能性もありますね。あくまでも、上記チャートの「ローソク足の上ヒゲでショートする」というのは、後付けです。

ではどう判断するか?
それは、直前のローソク足の高値を更新しないことを確認します。じり安の場合は、1本前のローソク足の高値を上抜けそうで上抜けず、反落しますから、足が確定するまでに陰線になります。ですから、最新のローソク足が確定し、次のローソク足が少し戻ったときに高値をこえずに反落した瞬間にエントリーします。もしくは、高値をこえても、さらに次のローソク足で高値を下抜けてきたらエントリーです。

じり安は高値を切り下げますから、戻っても切り下げることを前提にエントリーします。

安値更新したとき、突っ込み売りではなく、戻った時にエントリーするということです。それを1本ずつ判断します。前のローソク足から高値を切り下げるならこの辺りかな、という推測をしてスキャルピングします。

じり安が続けばこのトレードを継続し、流れが変わったら打ち止めです。あくまでも推測でトレードするのですが、数本前のローソク足をヒントにし、こういった推測をできるかどうかが大切と思います。