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土俵とテクニカルは決めておく

スキャルピングは短期トレンドが土俵です。
トレンドがないときはスキャルピングしません。短期トレンドが発生すると、必ず意識しているのはトレンドの波や規則性です。いつも書いていますが、N波動が出るかどうかを一番よく見ています。

昨日の日銀がどうだったか見てみます。
ドル円の1分足です。

まず発表時は急騰し(チャート左側)、押し目をつけてから上昇し始めたのですが、高値更新できずにもみ合いになりました。N波動が出なかったので、トレードしにくい印象でした。

次に会見がありました。
急落が2回ありましたが(チャート右側)、これはポジション調整か強引なふるい落としでしょうか。全戻ししているので無かったものとして考えると、N波動がしっかり出ています。3段上げですから、2段目と3段目でロング回転して順張りできたかというと、個人的にはできませんでした。

N波動を意識していますから、実際にこうやってN波動がでると勝てるかというと、そうでもありません。後付けのチャートを見ると、いかにもN波動がきれいに出ているのですが、リアルタイムではローソク足1本ごとに何十回(何百回?)とティックの値動きがあります。それを見ながら迷っていると、気付くとN波動が完成しているなんてことは、よくあります。全てのトレンドで勝てるはずないので、これは仕方ないのでしょう。

ただ、値動きの土俵を決めておくことや、何のテクニカルを使うのかなどは、あらかじめ決めておいた方がいいでしょう。チャート分析とタイミングが合えば勝てます。それこそが手法なのですが、すぐに出てくるなら問題ありません。土俵と使うテクニカルがパッと出てこないなら、相場観だけでトレードしているかもしれません。