トレードスキル PR

急落時トレンドの種類2つ

昨日からドル円は強烈な下落です。
スキャルピングでは、トレンド発生時にまず何を意識するか、おとといの記事で書きました。①N波動トレンドか、②じりじりトレンドか、チャートの形に着目する点です。

さっそく、昨日のドル円で2つの形が出たので見てみます。まず、14時頃から下げはじめ、じり下げトレンドになりました。

じり下げは、戻りが小さい(もしくは無い)ため、戻り待ちをしていると手が出ません。そこで、移動平均線が下向きにまっすぐになったら、トレンドラインを引くといいでしょう(どんなトレンドでもそうしますが)。そうすると、じり下げの角度がわかるので、その角度に沿って順張りできます。安値更新したときは、アウトラインを引けば反発する箇所がなんとなくわかります。

急落することもありませんから、逆張りも可能です。

トレンドの前半部分はトレードしにくいです。
移動平均線に角度が出て、ラインが引けるようになる後半部分で勝負します。

次に、N波動のトレンドです。
今朝の短期トレンドで見られました。

最初の第1波の下落は、見極めできません。
第1波の後の戻りがしっかりありますから、この戻りのあとの第2波から勝負できます。戻りがあるので、次に安値更新したらしばらく下げるかもしれない、と想定できます。移動平均線付近まで戻ったら下落するので、判断はそんなに難しくありません。今回も移動平均線でしっかり反落してトレンド回帰しています。

ただ、トレンドが終わると、移動平均線を上抜けて勢いよく上昇していくので、3段下げの後の戻りは注意します。今が〇段になる、というカウントが難しいので、これは裁量になります。

やはり、N波動トレンドのほうがトレードしやすいです。
どんな形になるのか意識しながら数秒~数分先をイメージする。スキャルピングの作法です。